コラム

パーオン率を上げるには?ボギーオン率向上が成功のカギだった!

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ゴルフのスコアをアップするにはパーオン率を向上させることが重要です。しかしパーオンさせる技術はアマチュアには簡単なものではありません。当記事はパーオンとは何か、パーオン率を向上させる技術を取得するにはどうすれば良いかを解説します。

パーオンとパーオン率とは

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ゴルフをしているとパーオンとパーオン率は良く聞く言葉です。まずは、このパーオンとパーオン率の意味についてそれぞれ解説します。

パーオンとは

パーオンとは各ホールの規定打数より2打少ない打数でグリーンにオンすることです。例えばPAR3は1打目でPAR5なら3打目でグリーンオンすることをいい、あとは2パットのパーでフィニッシュすることを想定しているのでパーオンと呼びます。

パーオン率とは

1ラウンドでパーオンした確率を表す数字です。計算式は(総パーオンホール数÷総ホール数)×100で求めます。パーオン率はラウンド中のスコアカードにパット数を書き込んでおけば簡単に算出することができます。

パーオン率が高くてもスリーパットしてしまうとスコアは悪くなってしまいます。必ずしもパーオン率が高ければスコアが良いとは限りません。

アマチュアゴルファーのパーオン率

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アマチュアゴルファーのパーオン率は、平均スコアが100前後のゴルファーは10%前後、シングルプレーヤーでは50%前後といわれています。レベル別のパーオン率を記載しますので自身のパーオン率の目安にしてください。

女子プロのパーオン率

国内ツアーの女子プロゴルファーは60%〜70%のパーオン率でラウンドします。パーオン率のイメージがつきやすいように2022年JLPJAツアーの女子プロのトップ選手のパーオン率を紹介します。

女子プロパーオン率上位者
1位 稲見 萌寧  74.91
2位 山下 美夢有 73.59
3位 小祝 さくら 73.02
4位 堀琴 音   73.01
5位 笠  りつ子 72.48

このパーオン率が最高レベルのパーオン率と思ってもらって良いでしょう。

参考:パーオン率 JLPGA公式

平均スコアが100前後レベルのパーオン率

平均スコアが100前後レベルのアマチュアゴルファーのパーオン率は10〜20%程度で、平均すると18ホール中2〜4ホールでパーオンしています。100切りを目指すのであれば、1ラウンド中に3〜4ホールでパーオンが出来るようにならなければいけません。

パーオン率を上げるには短いショートホールではワンオンの精度を上げて、ミドルホールを2以上のツーオンを目指しましょう。パーオンができるホールでしっかりパーを取ることが大切です。

シングルプレーヤーのパーオン率

シングルプレーヤーと呼ばれる70台でラウンドするプレーヤーのパーオン率は約45%程度です。18ホールのうち約8回はパーオンしています。70台で回るにはツーパットで沈めるパッティングやパーオンしなくともワンピンに寄せる精度の高いアプローチ技術が必要になります。

パーオンした8ホールの全てをパーにしなければ70台でフィニッシュすることはできません。

パーオン率を上げる方法

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ここからはパーオン率を上げるためにどうすればよいか、具体的に行うべきことについて解説していきます。

アイアンショットの精度を上げる

グリーンを狙うショットは、ほぼアイアンを使用します。そのため、パーオンをするためにはアイアンショットの精度を上げることが重要です。

特に7番以下のショートアイアンで150ヤード以内は必ずグリーンオンさせるくらいの精度が必要です。150ヤード以内は距離・方向ともにピンそばにパーオンできるくらいの精度を身につけるよう練習時間を費やすと良いでしょう。

150ヤード以上の距離はフルスイングをするよりも1番手大きいクラブで80%程度のスイングで打った方がミスは出にくくなります。スリーオンで構わないくらいの気持ちで打った方が良いでしょう。

ひとつひとつのショットを確実に打つことがパーオンに繋がり、パーオン率は向上していきます。ボールを打つ前はスイングのことしか考えない冷静な精神状態を作ることも大切です。

飛距離よりも方向性を重視する

パーオンするには飛距離よりもフェアウェイキープにこだわりましょう。特にドライバーショットを飛ばそうとすると、往々にしてラフや足場の悪いところへ打ちがちです。セカンド以降のショットが打ちやすいフェアウェイに落とすことがパーオン率を上げる秘訣です。

ゴルフの残り距離はグリーンからの逆算が大切です。340ヤードのミドルホールならセカンドショットは8番アイアンで140ヤードを残せばパーオンの確率は高くなります。1打目は200ヤード飛ばせば良い計算です。

200ヤードの距離をフェアウェイキープするには、ドライバーよりも打ちやすい5番ウッドやユーティリティなどで打った方が良いでしょう。2打目を難しいライからショットするよりもフェアウェイから打てるマネジメントが必要です。

パーオン率に拘りすぎない

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ここまではパーオンとパーオン率の重要性を解説しましたが、アマチュアにとってパーオンは非常に難しいものです。特に100切りを目指すレベルのゴルファーはパーオンを目指すことがプレッシャーになってしまいます。

ボギーオンでも100は切れる

パーオン率を上げるにはドライバーショットでフェアウェイキープをして、精度の高いアイアンショットが要求されます。そもそも100切りを目指すレベルのゴルファーにはかなり難しいことなのです。

難しいミドルアイアンで無理にパーオンを狙うと、プレッシャーから池やバンカーに入れたりして逆に大たたきをしてしまいます。アマチュアゴルファーはスリーオンツーパットのボギーオン狙いが丁度良い感覚です。

100切りレベルのゴルファーはほとんどパーオンしないので、ボギーオンを目指した方がプレッシャーも弱まります。

ボギーオンが正解の場合もある

100切りレベルのゴルファーはパーオンの前にボギーオンを完璧にした方が良いでしょう。全ホールの規定打数に1打足しても90でフィニッシュできます。PAR3は4打でパー、PAR5は6打でパーと思えば、気持ちも楽になります。

ショートホールはツーオンがパーオン、ミドルホールはスリーオンがパーオンの気持ちで、ボギーオンで良しとしてコースマネジメントをしましょう。これで無理に長いクラブでパーオンを狙う必要がなくなり必然的にミスは減ります。

アマチュアゴルファーはパーオンに固執するよりもリラックスして打つことができるボギーオンを目指した方が正解かも知れません。

まとめ

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パーオンは技術とスキルが必要なので、アマチュアにはかなり高い障壁です。プロのようにパーオン率60%や70%のレベルを達成するにはかなりの練習とラウンド経験が必要です。

まずはボギーオンを目指して、上級者レベルになってからパーオンを目指すことをお勧めします。