コラム

ゴルフの適正なスタンス幅とは?幅の決め方と広げすぎを解消する裏技を紹介!

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%83%bb-%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab-%e7%a9%b4-1284011/
https://pixabay.com/

ゴルフのスタンス幅は、身長やクラブの長さに応じて異なるため、どのくらいの幅が適切なのかわからない方が多いのではないでしょうか。そこで本記事では、スタンス幅の目安と決め方、スタンス幅の広げすぎを解消する裏技を解説します。

なぜスタンス幅を変える必要があるのか

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc-%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%82%b9-%e7%94%b7-81714/
https://pixabay.com/

アドレスで足を開くのは、飛距離を出すためです。しかしクラブの種類に応じてスタンス幅を適切に変えている人は少ないのではないでしょうか。そこでここでは、なぜスタンス幅を変える必要があるのかを説明します。

フィニッシュを取りやすくするため

クラブの番手ごとにスタンス幅を変えなければ、左足に体重が乗せられず、綺麗にフィニッシュができません。そのためスタンス幅を変える必要があります。ゴルフは右側で溜めた力を左側に移動させてエネルギーに変えるため、フィニッシュは体重を左足に乗せるのが理想です。

クラブは番手ごとに長さとヘッドの重さが異なるため、ヘッドスピードも変わり、クラブが長くなるほど体がクラブに振られるため、勢いに耐えられる適度なスタンス幅が必要です。

飛距離を調節するため

ゴルフで足を開いて構えるのは、飛距離を出すためだと説明しました。反対に30ヤード以下のようなアプローチで飛距離を出したくないときには、スタンス幅は極力開かないほうが推奨されます。

打ちたい飛距離に応じてスタンス幅を変えれば、体重移動の抑制ができず、オーバースイングしてミスショットを引き起こします。

適切なスタンス幅の目安

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%b9%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b0-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%bc-970893/
https://pixabay.com/

ここではアマチュアゴルファーの目安とされるスタンス幅を紹介します。クラブの長さや飛距離、用途に応じて大きく3つに分類しました。

ドライバー

ドライバーは、肩幅よりも両足一足分ずつ外側にずらしたスタンス幅が推奨されます。ドライバーは大きなスイング軌道で飛距離を出すことが目的のため、体が回転しやすいスタンス幅が必要です。

ただしスタンス幅が広すぎると体重が右に残り、ダフる可能性があるため気をつけましょう。

フェアウェイウッド・ユーティリティ・ミドルアイアン

この3種類は、肩幅程度にスタンス幅をとりましょう。フェアウェイウッドやユーティリティで、もし狭いと感じれば、ボール一個分から片足程度は広げても問題ありませんが、多くの方が飛ばすためにスタンスを広く構える傾向にあります。

するとオーバースイングになり、レベルブローのスイングがしにくいため、スタンス幅を広げすぎないように気をつけましょう。

ショートアイアン・ウェッジ

ショートアイアンやウェッジは、飛距離よりもピンを狙うコントロールが必要になるため、スタンス幅は狭めましょう。70〜30ヤードを打つときは肩幅程度がおすすめです。

30ヤード以下はさらにスタンス幅を狭めます。ボールは体の正面の真ん中に置き、足をボール1つ分、もしくは拳1つ分程度を目安としてください。スタンス幅を狭めれば体重移動しにくく、打点が安定します。

適切なスタンス幅か見極めるコツ

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-t-%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%84-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%bc-3546657/
https://pixabay.com/

ここまで目安となるスタンス幅を紹介しましたが、本当にその幅が自分に合っているか分からないと思います。そこでここでは、目安の幅が適切か見極めるコツを紹介します。

フルスイング

素振りのとき、フィニッシュで体重が左足に全部乗っているかがポイントです。ドライバーでスタンス幅が広い場合は体重移動が難しく、右側に体重が残ります。反対に狭いと遠心力で体が振られます。

アイアンでスタンス幅が広いと、スウェーやオーバースイングが原因でミスショットする可能性が高まるため、フィニッシュで胸が張れているか確認しましょう。

グリーン周りのアプローチ

体重移動で左右に体が揺れずにスイングできるスタンス幅を見つけましょう。体が揺れると打点の位置が安定せず、ダフリやトップします。

狭すぎると足元が安定しないため、体が左右にブレないスタンス幅を練習の中で見つけてください。

スタンス幅の広げすぎを解消する裏技

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e5%a0%b4-%e8%8d%89-%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%84-3685630/
https://pixabay.com/

ここまでスタンス幅を解説しましたが、体が回りにくいと感じる方もいるのではないでしょうか。ゴルフは柔軟性もスイングに影響するため、体が硬い人は、スタンス幅を広げて体の回転を補っている場合も多く見受けられます。

しかし左側に体重移動がしにくく飛距離が落ちてしまうため、スタンス幅を広げるのはおすすめしません。スタンス幅と合わせてワンポイント変えると解消できるため、参考にしてください。

つま先の向きを変える

体の柔軟性を補うためにスタンス幅を広げている場合は、スタンス幅を狭めてつま先の向きを変えることをおすすめします。

左右のつま先の向きに応じて体の回転も変わるため、4パターンの効果を参考にスタンス幅と合わせて調節しましょう。

左足はまっすぐ、右足はつま先を開く

バックスイングがしやすい分、エネルギーを貯められるため、体が硬い人におすすめの方法です。

また、左足がまっすぐで動きがロックされるため、インパクトで左足に踏ん張りが効き、飛距離を伸ばせます。

左足のつま先を開き、右足はまっすぐにする

フォロースルーで下半身が止まらず、フォロースルーの回転がしやすくなります。体が柔らかい人は、バックスイングが制御しやすいことが利点です。

また、体が止まってフックしやすい人にもおすすめです。左にスウェーする人は余計前のめりになるため、気をつけましょう。

両足をまっすぐにする

腰から下の動きがロックされるため、左右に体の軸がブレにくく、スイングが緩む人やオーバースイングが悩みの方におすすめです。

体が硬い人は体が回転しづらく、バックスイングが浅くなります。上体打ちしてしまったり、左にスウェーしたりするため、スライスの頻度が増えます。

両足のつま先を開く

体重移動がしやすく、万人向けの構え方です。腰が柔軟に動くため、体の傾きを利用してボールが上げやすくなります。しかし、肩と腰の回転が同調している、もしくはスイングが緩む傾向にある方は、左右に軸がブレやすいため気をつけましょう。

まとめ

https://pixabay.com/ja/photos/pxg-%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%90%e3%83%83%e3%82%b0-%e9%89%84-2929544/
https://pixabay.com/

いかがだったでしょうか。ゴルフのスタンス幅は、自分のスイングとクラブの長さ、飛ばしたい距離に応じて変えることが重要だとお分かりいただけたと思います。

スイングの改善は時間がかかりますが、スタンス幅は簡単に調節ができます。様々なスタンス幅を試して、自分に合った幅を見つけてください。