コラム

ドライバーで目指せ300ヤード!達成するための条件と構成要素を解説!

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男子プロのハードヒッターの目安となる300ヤードですが、アマチュアがやみくもに練習してもなかなか到達できる数字ではありません。飛距離を構成している要素にはどんなものがあって、それぞれどれくらい必要なのか、その数値について解説します。

飛距離を構成する3要素とは

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ゴルフでは飛びの3要素として「ボール初速・スピン量・打ち出し角」が重要視されています。

これら全てがバランス良く高水準でないと300ヤードの壁は超えることができません。まずはこれらの数値が何を意味しているのかを解説していきます。

ボール初速とは

飛びの3要素のなかで、特に飛距離に直結するのがこのボール初速です。クラブとボールが衝突して打ち出された際の速度を言います。

ボール初速は「ヘッドスピード✕ミート率=ボール初速」で計算することができます。ヘッドスピードの計測は様々な数値の計算に用いることができるので、ゴルフショップや測定器を使用して定期的に測定すると上達の目安になります。

飛距離の目安も計算で出すことができますが「ボール初速✕4=飛距離」となっています。ピッチングウェッジや9番アイアンの飛距離の2倍がドライバーの飛距離となる、というのもいい指標になります。

ミート率とは

ミート率とは、スイングすることで生み出されたエネルギーが効率良くボールに伝わっているかを示す指標になっています。

1.56が上限とされていて、この数値に近い数値を出すことができるのはプロゴルファーくらいになってきます。アマチュアは平均値が1.3近いと言われているので、1.4の数値に安定して近づけることを目標にしましょう。

ミート率も計算で求めることができ「ボール初速÷ヘッドスピード=ミート率」となっています。

スピン量

スピン量は計測器で測るしか知る術がありませんが、300ヤード飛ばすためには知っておく必要があります。

スピン量が多すぎるとボールが吹け上がって飛距離のロスにつながり、少なすぎるとドロップしてしまうため適正量に収まるようにしないといけません。

打ち出し角

ボールを打ち出していく角度も飛距離を出すうえで重要な要素になっています。打ち出し角が低すぎるとキャリーが稼げないですし、高すぎると力が上に逃げてしまいます。

打ち出し角が低いライナー性のボールもランが出せるフェアウェイに着弾すれば飛距離が出ますが、ラフに捕まってしまうと止まってしまうので、キャリーが出せる角度に収める必要があります。

ドライバーで300ヤード飛ばすには

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300ヤード飛ばすためには飛びの3要素を高水準でクリアしていく必要があります。それぞれどれだけの数値を出す必要があるのか解説します。

ボール初速75m/sを目指す

「ボール初速✕4=飛距離」に当てはめると、ボール初速は75m/s必要になってきます。この初速を出すために必要なヘッドスピードは最低でも50m/s、ミート率を考えると53m/s必要になってきます。

アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピードが40m/s前後とされていますので、それだけでもハードルの高い数値となっているのが分かります。

スピン量を2,000rpm/m前後を目指す

最大飛距離を出しやすいスピン量は2,000rpm/m前後と言われています。人によってスイング傾向でスピン量は変わってくると思いますが、使用しているドライバーの性能に左右される部分でもあります。

スイング改造をしていくか、使用しているドライバーをロースピンモデルやハイスピンモデルにして適正値に近づけていきましょう。

打ち出し角12度前後を目指す

PGA選手は打ち出し角10度前後で300ヤードを超える飛距離を出してきていますが、ボール初速が80m/sを超えているなどアマチュアゴルファーには厳しすぎる数値になっています。

12度前後の打ち出し角を1つの目安として打っていくことができれば、キャリーが自分の持てる最大限の飛距離で打っていくことができます。

筋トレをする

300ヤード飛ばしていくとなれば、ヘッドスピードを上げるために筋トレをする必要も出てきます。腕の筋肉をメインに使っていくというわけではなく、下半身や体幹の大きな筋肉を鍛えることで出力も大きくなっていき、動きのブレも少なくなっていきます。

また、体の柔軟性も必要になってきます。十分な捻転をすることによって大きな力を生み出すことができるので、体のケアは300ヤード飛ばすためにとても重要なことです。

ハードヒッターになってくると少しの曲がりでOBになってしまうことも多くなります。しっかりとした土台を作ることで安定したスイングを目指しましょう。

ドライバーを新調する

理想の数値を出すために技術を磨き体を鍛えることは必要なことですが、300ヤードを飛ばすためには道具を見直す必要もあります。

近年のモデルになると飛距離がより出やすいように、より適正なスピンになるように設計されたモデルになってきています。今お使いのモデルが10年近く前のモデルの場合は、最近のモデルも試してみると目標を達成しやすくなります。

まとめ

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いかがだったでしょうか。この記事では飛距離を構成している要素にはどんなものがあるのが、300ヤード飛ばすにはどれくらいの数値が必要なのかという点について解説しました。

300ヤード飛ばすというのは、ゴルファーならば1度は夢見たことがあると思います。そのハードルは高いですが、目標をもって練習することでゴルファーとしてのレベルアップにもつながります。