ゴルフのショットメーカーとは?上達のコツと練習ドリルを解説!
ショットメーカーとは、正確なショットがいつでも打てる選手のことで、プロゴルファーの中にとても多くいます。そこで今回は、ショットメーカーとはどのようなものかを説明し、女子プロのスイングとコツ・練習ドリルを解説します。ショットメーカーを目指している方は参考にしてください。
ショットメーカーとは
ショットメーカーとは、正確なショットをするプレーヤーのことです。女子プロには多くのショットメーカーがおり、次々と若い女子プロが登場し世界で活躍しています。アマチュアゴルファーは、女子プロのスイングからたくさんのことを学ぶことが可能です。
そこで、この記事では女子プロのショットメーカーのスイングと練習ドリルについて解説します。
女子プロのショットメーカーのスイングは?
女子プロのヘッドスピードは、男子アマチュアゴルファーと比較してそれほど速いわけではありませんが、大きな飛距離で2打目3打目にピンを狙って攻めています。女子プロのショットメーカーに共通しているのは、骨盤の使い方の上手さです。
右打ちの場合、バックスイングで骨盤を右に回してトップで止まるのは、女子プロもアマチュアもほとんど変わりません。その後の動作が大きく異なります。
アマチュアは切り返し後骨盤が左に回ってしまいますが、女子プロは切り返し後もトップの骨盤の状態をキープし、インパクト直前に骨盤を回転させて溜めたエネルギーを開放します。
これが、大きな飛距離と安定したショットを生む、ショットメーカーのスイングです。女子プロのスイングを参考にすれば、ショットメーカーへの道が開けます。
ショットメーカーになるコツ
ショットメーカーになるコツは、効率の良い綺麗なスイングを身に着けることです。効率が良いきれいなスイングが、どのようなものかを解説します。
効率が良いスイング
効率が良いスイングとは、下半身リードで上半身の動きを加速している動きです。ゴルフは体全体の回転運動で、上半身だけでは回転スピードが上がらず、上半身よりパワーのある下半身を用いることで回転スピードがアップします。
下半身には内転筋群など力強い筋肉が多くあり、これらの筋肉エネルギーを上半身の回転運動に活用すれば、最も効率の良いスイングになります。
綺麗なスイング
綺麗なスイングとは、軸が保たれているスイングです。アドレスで前傾姿勢を取ったとき、背骨を中心とする軸がぶれずに回転運動をすると綺麗なスイングになります。特にフォロースルーで軸を意識して、前傾姿勢をキープできるのが理想のスイングです。
綺麗なスイングの習得には、地味な練習が不可欠です。前傾姿勢で、壁に頭を付け動かさずにスイングしたり、壁にお尻を付け離さずスイングしたりすると効果があります。
ショットメーカーになるための練習ドリル
ここからは、ショットメーカーになるための練習ドリルを紹介します。効率の良い綺麗なスイングを身に着けるため、自分に合うドリルで地道に練習を繰り返し習得してください。
体の回転で打つ
体の回転でボールを打つ感覚をつかむため、まずはウェッジを用い片手で打つ練習をしましょう。ハーフスイングでボールを打つ練習です。右手で打つ場合は、左手を右上腕部に添え体の回転でボールを打ってください。上腕部とは肩と肘の間です。
左手で打つ場合は、右手を左上腕部に添えて打ちましょう。手首は動かさず、下半身リードで胸を積極的に動かしてください。
初めはかなり難しく感じる練習のため、ボールをクリーンに打てなくても問題ありません。体の回転を覚える練習なので、ボールの当たりを気にせずに続けてください。
脇を締め胸の前から手が外れないように体を回転しましょう。このドリルは、すべてのクラブに共通するスイングの基礎練習なので、習得することをおすすめします。
手元が体の正面から外れないようにする練習
ゴルフスイングは、体の回転でボールを打つため、手元が常に体の正面にあるのが基本です。まずはミドルアイアンを用いて、簡単にできる素振り練習を行いましょう。
右打ちの方の場合、右手をグリップエンド側左手はヘッド側、通常の反対で握ってください。この状態で、ハーフスイング程度の振り幅でゆっくりと振ってみましょう。窮屈な感じがして、体を回転しないとスイングできません。
次に、通常のグリップに戻し左手と右手の間を拳1個程度空けて、同じようにスイングしてみます。やはり、窮屈な感じがして体を回転させないとスイングできません。
2つのグリップでスイングすることで、体の正面から手元が外れないようにスイングする感覚が体得できます。
家の中でできる練習
家の中にハーフスイングができるスペースがあれば練習できる練習方法を紹介します。アイアン、スポンジボールとマットを用意してください。この練習は、スポンジボールを打つ地味な練習で、ボールを打つ爽快感はありませんが、自宅でいつでもできるメリットがあります。
ボールをマット上にセットし、ひたすらボールを打つだけの練習です。部屋のスペースが狭ければ、クォータースイングでも構いません。ボールをマットの先端に置けば、ターフとダフリのチェックができます。
この練習では、両肩とグリップの三角形がキープされ、フェースの向きが常に変わらないように注意しましょう。地味な練習で、飽きてしまいがちですが、実戦で役立つ万能ドリルです。
まとめ
女子プロのショットメーカーのスイングは、骨盤の使い方がうまいことが特徴です。バックスイングで骨盤に溜めたエネルギーを、インパクトで一気に開放しています。
ショットメーカーになるためのコツは、効率が良く軸がぶれない綺麗なスイングを身に着けることです。
自分に合う練習ドリルで繰り返し練習して、女子プロのようなショットメーカーのスイングを身につけましょう。