コラム

ヘッドスピードを上げるドリルで飛距離アップ!効果的な練習ドリルを解説!

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ヘッドスピードを上げるドリルで繰り返し練習すれば、飛距離を伸ばすことができます。そこで今回は、飛距離とヘッドスピードの関係を詳しく説明し、ヘッドスピードを上げるポイントと練習ドリルを解説します。ヘッドスピードを上げて飛距離を伸ばしたい方は参考にしてください。

飛距離とヘッドスピードの関係

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ドリルを紹介する前に、飛距離とヘッドスピードがどのように関係するかを解説します。飛距離を決める要素は、初速・打ち上げ角・バックスピンの3つです。さらに、初速はヘッドスピードとミート率に影響されるため、ヘッドスピードが高ければ高いほど飛距離は大きく伸びます。

ドライバーの飛距離は、ヘッドスピードの5.5倍と言われています。この倍率を使って飛距離を計算すると、男性のアマチュアゴルファーの場合、ヘッドスピード平均値は35~43m/sであるため飛距離は192~236ヤードと見積もることができます。

男性プロゴルファーのヘッドスピードは48m/s以上と言われていますから、飛距離は264ヤード以上となります。PGAツアーでは300ヤードを超えるプロゴルファーがたくさんいますが、彼らのヘッドスピードは54m/s以上です。

飛距離を決める要素はほかにもあり、ここに上げた数値はあくまで目安でしかありません。また、コースでは気象条件によっても変わります。しかし、ヘッドスピードが、飛距離に直接的な影響を与えることは間違いありません。

ヘッドスピードを上げるポイント

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ヘッドスピードを上げるためには、筋力と正しいスイングが不可欠です。ゴルフスイングは体の回転運動で、体を早く回転させるためには筋力が必要になります。

特に大切な筋力は腹筋であり、強い腹筋で捻り上げてバックスイングを行い、捻り戻してダウンスイングすれば体の回転スピードが上がります。腹筋を鍛えるドリルはいろいろありますが、毎日続ける努力が欠かせません。

正しいスイングは、体が回転してからクラブが付いていくイメージです。下半身や腹筋で腰が回り、その後を両腕が追いかけ、最後にクラブが追いかけていきます。

体の回転とクラブの回転が、二重振り子のような動作をすることで、ヘッドスピードは最速化します。ヘッドスピードを上げるポイントは、地道な筋力強化と正しいスイングを身に着ける以外にありません。

ヘッドスピードを上げる練習ドリル

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ヘッドスピードを上げるための、ソフトなドリルから上級者用のハードなドリルまでを紹介します。自分に合うドリルを選んで、繰り返し練習してください。

ハーフスイングドリル

ヘッドスピードを上げるためには、手首が柔らかく使える必要があり、そのための練習ドリルです。最初に肩幅程度のアドレスを取り、クラブをやや短めに握ります。テイクバックは、腰の高さでクラブが地面と垂直になったら止めます。

フォロースルーも、腰の硬さでクラブが地面と垂直になったら止めましょう。腰の高さの素振りを繰り返し、テイクバックとフォロースルーで腕とクラブが90度になっていることを確認してください。

下半身は動かさず、上半身だけで最初はゆっくり徐々にスピードを上げて、10回程度繰り返します。ヘッドスピードがダウンスイングではなく、フォロースローで最速になることを確認してください。

コースでもできるドリル

ゴルフコース内でもできる即効性のあるドリルです。最初は短めのアイアン2本を持って素振りをしてください。重みを感じてゆっくり振ることで、体をほぐす効果があります。ラウンド前のウォーミングアップにも適しています。

ラウンド中にドライバーで飛ばしたい場面では、ドライバーのヘッド側をもって素振りをしてください。ゆっくりと振り、徐々に速くしていきましょう。徐々に速くしていくと、シャフトが空を切るビュンという音が高くなっていきます。

次にボールを打ちますが、打つ前にアドレスしたらヘッドの重さを感じながら2回素振りをして、あまり間を開けずにボールを打ちます。

このドリルはコース内でもできますが、練習場でももちろん可能です。軽いシャフトを早く振るイメージを、体と頭が覚えているうちに打つことで、ヘッドスピードが上がります。

ステップ打ちドリル

左足をステップしてスイングする練習ドリルです。最初に両足を揃えてアドレスします。そのままトップを作り、トップ直前で左足をターゲット方向へ踏み込みます。踏み込んだ足に、徐々に体重移動しながらダウンスイングを行いましょう。

この練習をすることで、下半身リードの感覚が身につきます。左足の踏み込みで、自然な体重移動と体の回転が行われ、ヘッドスピードアップにつながります。

連続素振りのキツイドリル

連続素振りで、軽いクラブから重いクラブを最速のスピードで振る、非常にキツイ練習ドリルです。ドライバー・5番アイアン・ウェッジと重さの異なる3本のクラブを使います。最初は、最も軽いドライバーで、連続素振りをしましょう。

連続素振りのポイントは、アドレスからではなく、フィニッシュから戻してトップを作ることです。フィニッシュから戻すことで、大きなトップが作れます。トップで左サイドが強く引っ張られれば、正しく連続素振りができています。

自分ができる最も速いスピード連続素振りを行ってください。ドライバーで5回、5番アイアンで5回、最後にウェッジで5回行ってください。

この練習は非常に疲れます。このドリルを練習場で行うと、ほかの人から奇異な目で見られることがありますので、自宅の庭など人の目に触れないところで練習するのが好ましいでしょう。地味できつい練習ですが、徐々にヘッドスピードが上がります。

まとめ

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ヘッドスピードが高ければ高いほど、飛距離は伸びます。ヘッドスピードを上げるポイントは、筋力と正しいスイングです。

筋力で最も重要なのは腹筋で、日々地道に鍛えれば確実に向上します。正しいスイングは、体の回転をクラブが追いかけて振るイメージです。

練習ドリルを参考に繰り返し練習して、ヘッドスピードを上げて飛距離を伸ばし、スコアアップを目指してください。