距離感・ダフリ・トップの悩みを解消!アプローチが上達する練習ドリルを解説!
アマチュアゴルファーがスコアを上げるためには、アプローチの上達が欠かせません。しかし、練習場ではドライバーやアイアンでフルショットする時間が多いのではないでしょうか。そこで今回は、アプローチの練習ドリルを紹介しますので、参考に練習してみてください。
練習場でアプローチの練習が重要な理由
アマチュアゴルファーが100を切る、もしくはそれ以上にスコアを上げるには、アプローチの上達が必要不可欠です。なぜなら、アプローチがパターの打数にも影響するからです。
練習場の多くはフィールドにグリーンが点在していたり、距離を示す看板を置いたりしているため、明確に目標を定めて打つ練習に適しています。アプローチは距離感が大事なのでそれらを有効活用しましょう。
70〜30ヤードのアプローチ練習ドリル
アプローチの上達には、距離感を掴むことが大切です。しかしフルショットと違って加減がわからない人も多いでしょう。70〜30ヤードの構え方と距離感を掴むための練習ドリルを紹介しますので、いつもの練習に取り入れてください。
70〜30ヤードのアプローチをする構え方
フルショットでは広くスタンス幅をとり、クラブは長めに持ちますが、70ヤード以下はボールが飛ばない構え方をします。飛ばない構え方とは、足幅は狭めてクラブを短く持つことです。
肩幅程度の広さに足を広げ、クラブはシャフトに近い部分を握ります。ボールの位置は体の真ん中にセットし、ボールと体の距離を狭めましょう。足の幅やボールとの距離は目安のため、距離感を掴む練習を進めていく中で、クラブが振りやすい位置を探してください。
距離感を掴むための練習ドリル
アプローチで距離感を掴むには、基準となる距離を設定すると感覚が早く掴めます。50ヤードで設定すると、70ヤードと30ヤードの真ん中の距離になるのでおすすめです。
50ヤードの距離感を掴む
まずは、バックスイング肩の位置からフォロースルー肩の位置まで振り、この振り幅でどの程度飛距離が出るか見極めます。そして少しずつスイング幅を調整しながら何度も打ち、50ヤードを探しましょう。
50ヤードのスイングを基準に大小調整する
次は、少しずつスイングを大きくして70ヤード飛ばす練習と、スイングを小さくして30ヤード飛ばす感覚を掴みましょう。自分が思っているよりも振り幅が大きい可能性があるため、動画や鏡などで見返しながら取り組むと精度が高まります。
ドリルに取り組む際の注意点
このドリルを行う際に注意点があります。それはバックスイングからフォロースルーまで、力を緩めずに振り抜くことです。
距離を合わせるためにダウンスイングで勢いを調節すると、打つたびに距離感が変わります。そのため最初は振り幅だけで距離感を掴んでください。
また、打つ前にバックスイングの上げる高さを決めておきましょう。バックスイングをした後に距離が届くか不安になって力が入ると、体が突っ込んでしまいダフる原因になります。
30ヤード以下のアプローチ練習ドリル
30ヤード以下のアプローチは、より小さいスイングが必要です。先ほどと異なるため、基本となる構え方と打ち方、距離感を掴むためのドリルを紹介します。
構え方と打ち方
70〜30ヤードを打つときの足の幅は肩幅程度でしたが、30ヤード以下はさらに足の幅を狭めます。なぜなら体重移動をせずに打点を一定の場所にするためです。
ボールは体の正面の真ん中に置き、足をボール1つ分、もしくは拳1つ分程度開きます。そして左足のつま先をグリーン側に少しだけ開いてください。体重も左足重心にすると体が左に回りやすくなります。
距離感を掴むためのドリル
アマチュアゴルファーはスピンをかけることが難しいため、30ヤード以下のアプローチは、ピンの近くにボールを落とすよりもピンの手前に落として転がす方法が最適です。
そのため、練習場で30ヤード以下を練習する際は、キャリーとランの比率も考えながら練習しましょう。30ヤードから初めて20、15、10ヤードと少しずつ短くし、ランを活かして目標に近づける練習をしてください。
アプローチでの悩み解消ドリル
練習を進めていくと、ダフリ・トップ・チャックリに悩むことが考えられるため、ここではそれらの解消方法を解説します。
ダフり・トップ・チャックリの原因と解消方法4つ
アプローチではダフリ、トップ、チャックリに繋がりやすいです。クラブヘッドのヒールを立てて打つとチャックリを軽減できますが、全てのミスショットには対応しません。そのため正しく原因を知り根本から解決しましょう。
スイング途中で力加減する
ダウンスイングで力が緩むことで、ヘッドが落ちてしまいダフる原因になります。力を緩めないために大きくフォロースルーするイメージを持ちましょう。
体重移動する
体重移動はせず体を回転させ、打ち終わりはクラブと体が目標方向に向くようにしましょう。先に体が起き上がるとトップの原因になるため、体が起き上がらないように我慢して回転してください。
手首を使う
体重移動ができない分、手で打ちやすくなり、ダフリやトップだけでなく、距離感のミスショットにも繋がります。手首を固定するイメージで体の回転で打ちましょう。
ボールを左に寄せすぎる
距離を出さないために重心を左側にしますが、ボールを左に寄せすぎるとインパクトでヘッドが届かなくなります。最初のアドレスで左耳の位置よりもボールをセットしないように気をつけましょう。
まとめ
70ヤード以下のアプローチは自分の感覚が大切です。ラウンドでは傾斜や芝の目などのゴルフ場のコンディションによっても距離感が変わります。
そんなとき、自分のアプローチの基準を理解しておくことで柔軟に対処できます。練習場でこのドリルを何度も試し、アプローチ上達とスコアアップを目指してください。