コラム

2022.10.06

ゴルフスイングは腰の回転を上手く使ってスイングすることが大切ですが、具体的にはどのようにすれば良いのか分からないことが多いものです。当記事では、どのようにスイングすれば良いのか、注意するところはどこか、マスターするにはどう練習すれば良いかなどを説明します。

ゴルフスイングは腰の回転が重要

ゴルフスイングは腰を回すタイミングも非常に重要で、腰の回転が上手くいかないとミスが起こります。上手く腰の回転を使うことが飛距離アップにつながります。

腰の回転で起こるミスを大きく分けると、回し過ぎ、回転不足、途中で回転が止まるの3つに分類されます。

腰の回転を意識し過ぎると、腰の回し過ぎが起こります。腰の回転はアドレスで構えた位置から腰を45度程度回転させるのが適当です。これ以上は回し過ぎで、インパクトでボールに力が伝わらなくなって、遠くへ飛ばすことはできません。

ゴルフは上半身と下半身に捻れを作り、捻転差でボールを遠くに飛ばす必要があります。

腰を回し過ぎることで捻転に必要なタメがなくなり、体重移動もスムーズにできなくなってダフリやトップのミスショットを誘発してしまいます。

腰の回転不足は上半身に力が入りすぎて、下半身主導のスイングになっていないことで起こります。上半身主導のスイングはアウトサイドイン軌道になってしまうので、フェースが開いてスライスの原因となります。

ダウンスイングからインパクトにかけての腰をしっかり回転させないと、手首のコックがほどけてしまってダフリも引き起こします。

腰から動き出す下半身始動のテークバックを意識してスイングしましょう。

スイングバランスが狂っていると、スイング中に腰の回転が止まってしまいます。テークバックからフィニッシュの一連のスイングをスムーズに振り抜くことが大切です。

特にダウンスイングからインパクトにかけて腰の回転が止まってしまうと、フォロースルーを強引に振り抜こうとひっかけが出やすくなります。

ダウンスイングでしっかり腰を回転させて、インパクトからフォロースルーも腰を回して抜くように意識しましょう。

正しい腰の回転を使ったスイングを理解して、安定したスイングを生み出し、腰を上手く回転させるコツを覚えましょう。

正しい腰の回転は下半身始動のテークバックを行うことが大切です。

アドレスは肩幅に開いて、左右均等の体重バランスで構えて、1度全身の力を脱力させます。肘から手首には力を入れず、腹筋と足の内側と股関節に力を入れて、腰からテークバックを始動します。

腰の回転に上半身がついてくるテークバックとバックスイングの感覚を体に覚えさせます。ダウンスイングでターゲットに向かって腰を左右に動かす動作は体の軸がブレてしまい、パワーが分散されるので安定しません。

腰の幅内でスムーズに腰を45度に捻るのが正しい回転範囲で、強いパワーが生まれて安定した弾道のボールを打つことができます。

ゴルフスイングには腰を切るといった表現があります。トップスイングからインパクトにかけて、上半身よりも先に下半身から体重移動を移動させることで、最終的に腰の回転につられて肩が回転する動きのことです。

下半身の腰の回転と上半身の肩を腰で切る動きが、腰を上手く回転させるコツです。右半身に乗った体重を腰の回転で左へ移動させる動きをマスターすることで、安定したスイングをすることができます。

間違えてはいけない動きは、ターゲットに向かって腰を左右に動かすことで、この回転では捻転の力が分散してしまいます。腰の幅の範囲内を意識して回転することが大切です。

ここでは、腰の回転を体に覚えさせて、スイングを取得する練習方法を紹介します。

多くのゴルフ練習場には大きな鏡がありますので、この鏡の前に立って自分の腰の回転がどうなっているのかスイングチェックをしましょう。鏡でなくてもスマホなどで動画撮影しても構いません。まずは自分のスイングを客観的に俯瞰で見ることが大切です。

腰が正しく回転していなければ修正すれば良いわけですが、腰の回転はゴルフスイングの一連の流れであり、腰の回転だけを修正するのはなかなか難しいものです。

修正する時は、始動のテークバックからフォロースルーまでを治していかなければいけません。

テークバックからフォロースルーまで一連のスイングを見直す時は、フルスイングよりもハーフスイングで修正します。

アプローチは腰の回転で打つため、腰の回転を修正するにはアプローチショットの練習が良いでしょう。時計の振り子で言うところの、9時から3時のハーフショットのアプローチ練習がおすすめです。

テークバックの腰からの始動と腰の回し方が体感できたら徐々にスイング幅を大きくして、フルショットの練習をしていきましょう。

ゴルフスイングの動作の中で、腰の回転は重要な位置を占めます。まずはアドレスをしっかりとり、下半身主導のスイングを行うことが大切です。自身のスイングを見つめ直して、腰の回転ができていなければ練習して修正しましょう。

ゴルフスイングで腰の回転がしっかりできるようになると、安定した飛距離のでるボールを打つことができるようになります。