コラム

ヘッドスピードを上げるコツは簡単!メカニズムと練習ドリルを解説

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ヘッドスピードを上げるコツは、2つの円軌道とその同調というメカニズムを知れば簡単です。そこで今回は、ヘッドスピードを最大化するメカニズムを説明し、スピードを上げるコツとドリルを解説します。ヘッドスピードを上げて、大きな飛距離を手に入れたい方は参考にしてください。

ヘッドスピードを最大化するメカニズムは?

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ヘッドスピードを最大化するためには、ヘッドと手元の円軌道のメカニズムを利用することです。すなわち、小さな半径の手元の円軌道と、大きな半径のヘッドの円軌道を同調させることができれば、ヘッドスピードは最大化します。

飛距離を決める要素は、初速・打ち出し角・バックスピン量で、初速はヘッドスピードとミート率で決まります。ヘッドスピードを上げれば、確実に飛距離アップが可能です。一般に、ドライバーの飛距離はヘッドスピードの5.5倍と言われています。

男性アマチュアゴルファーの平均ヘッドスピードは38~43m/sですから、5.5倍すると209~236ヤードとなります。この数字から分かる通り、ヘッドスピードを上げれば、30ヤード近く飛距離が伸びます。

小さな円軌道と大きな円軌道のメカニズムを理解して、自分の体力に合わせ効率よくヘッドスピードを上げれば、飛距離を大きく伸ばすことが可能です。

ヘッドスピードを上げるコツ

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ここからはヘッドスピードを上げるコツを解説します。右打ちの方を想定して解説しますので、左打の方は左右を読み替えてください。

肘の曲げ伸ばし

スイングは腰の回転とよく言われますが、腰の回転だけではヘッドスピードが上がりません。手元の小さな円軌道の中で行う、右肘の屈伸がヘッドスピードを上げる原動力になります。スイング中、左肘はほぼ真っすぐで曲げることはありません。

右肘はテイクバックから徐々に曲がって、トップで90度ぐらい曲がります。ダウンスイングでは、90度がキープされたままインパクトまで来て、一気に伸ばして開放してください。フォローで両肘はしっかりと伸びています。

肘から手首までは、脱力して柔らかくしなやかに振り切れば、さらにヘッドスピードが上がります。

両足の使い方

両足の踏み込みと蹴りを使って、ヘッドスピードを上げることが可能です。テイクバックで、左足から右足に体重移動しながらトップを作ります。切り返しでは、左足を踏み込むと同時に、ダウンスイングスタートです。

インパクトのとき、右足は地面を蹴り、左足は移動した体重とヘッドの遠心力を受け止めます。この足の動作が、大きな円軌道のスピードを上げるために大切です。

ターゲット方向に体重を移動しながら、そのエネルギーを左足で受け止めることで、ヘッドスピードが加速します。

ヘッドの重さを利用

バックスイングでトップスイングを作ると、ヘッドの遠心力を指で感じその後クラブが軽く感じられる瞬間があります。このタイミングでダウンスイングに切り替え、クラブを引き下ろすことで、ヘッドスピードが加速します。

インパクトからフォロースルーに向けて、ヘッドの遠心力を感じながら左手のグリップを引っ張るような動作をすることで、ヘッドスピードアップが可能です。両腕の肘から下は、脱力し柔らかくしておきましょう。

フォロースルーでは、自然に右肘が伸び、ヘッドローテーションが行われます。

ヘッドスピードを上げる練習ドリル

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ここで紹介するヘッドスピードを上げるドリルは、自分の体力に合わせて、手軽にできる練習です。自分に合うドリルで繰り返し練習してください。

室内でできる素振り

室内練習では、照明や家具を壊さないように注意してください。練習用の短いクラブや、市販の練習器具の使用をおすすめします。

まずは力まずアドレスし、手元よりヘッドが遅れるように、体全体を使ってテイクバックします。手だけで上げようとすると、ヘッドが先行するので注意してください。この練習の大事なポイントは切り返しで、ヘッドを先に出さないようにします。

インパクトでクラブの遠心力が最大になるように、ヘッドを振り出してください。フォローで両腕がまっすぐ伸びていれば、正しいスイングです。アドレスでは、軽く膝を曲げ、猫背にならず背中をまっすぐにして前傾姿勢を作ります。

できる限り、両腕と肩が作る三角形をキープすることを意識してください。右打ちの方の場合、テイクバックで右足に重心が移動し、ダウンスイングで徐々に左足に重心を移動して行きます。インパクトで80%程度、フォローで100%左足に移動できるようにしましょう。

重いクラブと軽いクラブの素振り

重いクラブと、軽いクラブの素振り練習です。重いクラブ練習は、ウェッジ2本を持って、左右に連続素振りを繰り返し数回行いましょう。軽いクラブ練習は、ドライバーのヘッド側のシャフトを握り、連続素振りを繰り返します。

重いクラブを振ることで、バランスを保ち体で振る動作が身につきます。軽いクラブを速いスピードで振ることで、体が早く振る感覚を習得可能です。体で振るバランスと、早く振る動作を身に着けることで、ヘッドスピードが上がります。

まとめ

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ヘッドスピードを最大化するメカニズムは、小さな円軌道と大きな円軌道の同調です。2つの円軌道を、タイミングよく効率的に活用することで、ヘッドスピードは最大化します。

ヘッドスピードを上げるためには、肘の曲げ伸ばしと、両足の踏み込みと蹴りをタイミングよく行いましょう。さらに、ヘッドの重さを、トップとインパクトからフォローにかけて活用してください。

ヘッドスピードを上げれば、飛距離は大幅にアップします。自分に合う練習ドリルを繰り返し練習し、大きな飛距離を手に入れて、ゴルフをもっとエンジョイしてください。