左足下がりを克服して大幅スコアアップ!打ち方と練習方法を解説!
左足下がりの打ち方を習得できれば、大きなスコアアップが期待できます。難易度の高いショットですがコツは簡単です。そこで今回は、傾斜の克服の大切さや難しさ・左足下がりでの打ち方と練習方法などを詳しく解説します。左足下がりの打ち方をマスターしたい方は参考にしてください。
ゴルフ上達には傾斜の克服が大切
ゴルフ場は傾斜だらけで、平らな場所はほとんどありません。ティーイングエリアでさえわずかな傾斜がついているため、気づかずに打つとなぜかスライスしたという経験を持つゴルファーは多いはずです。
傾斜は、左足上がり・左足下がり・つま先上がり・つま先下がりの4つがあり、その中でも左足下がりは難易度の高い傾斜と言われています。気づかないようなわずかな角度から、立っていられないほどの急角度まであります。
ゴルフ上達には、難易度の高い左足下がりの傾斜に対応できる技術の習得が大切です。
難しいさまざまな左足下がりのライ
左足下がりとは、アドレスしたときに左足が右足より下がっている傾斜です。一言で左足下がりと言っても、ゴルフ場にはフェアウェイ・グリーン周り・バンカーなどさまざまなところにあります。
フェアウェイの左足下がりは、アプローチの難易度を上げるために傾斜が設けられています。グリーン周りやバンカーは、ミスショットの後にありがちなライで、対応が極めて困難です。
左足下がりの技術を身に着け、さまざまな難しいライに対応できれば、自信につながりスコアアップが期待できます。
左足下がりが難しい原因は?
ボールを上げようとする意識が、左足下がりのショットを難しくする原因です。右打ちの方の場合、左足下がりでアドレスするとロフトが立ってしまい、ボールを上げにくいと感じます。無理に上げようとすることで、ダフリやトップのミスが生まれます。
そもそも、左足下がりのライでは右足側が高くなっているため、ボールを打つ前に地面を叩きやすい斜面です。グリーンに止めたいと思うあまり、ボールを高く上げようとして、池やガードバンカーにつかまります。
無理に上げようとせず、障害物を避け、低い弾道またはころがしを選択する方が安全です。
左足下がりの打ち方
左足下がりの打ち方を詳しく解説します。
斜面の傾斜に沿ってアドレスする
斜面の傾斜に沿って、平行に感じられるようにアドレスします。下半身だけまたは上半身だけでなく、肩や腰のラインが平行になるようにします。背骨が傾いているように感じられれば、正しいアドレスです。
自然に左足体重になり、傾斜の角度により7割から8割の体重が左足に乗っているように感じられます。
ボールは真ん中かやや右
ボールはいつも通りに真ん中かやや右にアドレスします。フェースが届かなくなることを避けるために極端にボールを右に置くのは、おすすめできません。フェースが開いて超スライスボールになることがあるためです。
ハンドファースト
ハンドファーストにアドレスしてください。ハンドファーストとは、クラブヘッドよりグリップがターゲット方向に出ているアドレスです。斜面に沿ったスイングがしやすくなります。逆にハンドレイトになると、斜面に沿ってスイングできずミスにつながります。
ハンドファーストにすることで、ロフトが立ってしまいボールが上がりにくくなりますが、低い弾道のボールをイメージしてください。
目標は少し左を向く目線を低く保つ
アドレスは目標より少し左を向いてください。ボールは捕まりにくくスライスしやすいので、打ち出す方向よりやや右にボールが飛んで行くと予測します。
低い弾道を打ち出すことを意識して、フォロースルーでも目線を低く保つようにしましょう。体が起き上がると、ダフリや超スライスのミスにつながってしまいます。
アウトサイドインのスイング
アウトサイドインのスイング軌道で振れば、斜面に沿ったスイングになります。インサイドアウトのスイングは、斜面に沿っていないためダフリになります。ややオープンに構え、スタンスどおりスイングしてください。
右足に体重が残るとダフリやトップになります。打った後右足が左足より前に出るぐらいが良いスイングです。フォローを斜面の下がっている方向に、ヘッドを低く出しながら右足が左足より前に出ます。
番手の選び方
左足下がりの距離感は、実践で養うことが大切です。ロフトが立つため、フルショットできれば、平らなライに比べ飛距離が伸びランも出ます。この場合は1~2番手下げます。
フルショットができない場合や、アウトサイドインのスイングでカットに打てば飛距離が落ちるため、ワンクラブ上げましょう。ライに合わせた距離感の習得が必要です。
左足下がりの練習方法
本番のみで左足下がりを習得することは難しいため、普段通う練習場での練習方法を説明します。スロープスポンジという、ゴルフ練習用斜面マットが安価に販売されています。これを練習場に持参して、マットの下に敷けば左足下がりライが完成です。
なお、スロープスポンジを使ってよいかどうか、事前にゴルフ練習場の方に確認すると安心です。右足の下に10cm程度の厚さのものを敷くだけでも、左足下がりのライのイメージを体感できます。
まとめ
ゴルフ場に平らな場所は少なく、傾斜の克服がゴルフ上達の近道です。特に、難易度の高い左足下がりのライの打ち方を習得できれば、ほかのライの打ち方の参考にもなり、スコアアップが期待できます。
左足下がりの打ち方を参考にして、斜面でのスイングを身に着け、ベストスコアにチャレンジしてください。