グリーンの読み方を知ればパット数が減る?傾斜とラインの正しい読み方を解説!
「ラインを読んだはずなのに、実際打ってみたらイメージと違った」という経験のある方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、無駄なパット数を減らしてスコアアップするために、グリーンの傾斜の見極め方とラインの正しい読み方を解説します。
なぜグリーンの読み方を知ることが大事なのか
グリーンを読むことは、グリーンの傾斜を見極めることをいい、打ったボールがどのように転がるかを予測する上で最も重要な要素です。グリーンの傾斜が読めていないと、思ったようにボールが進まず、結果何度もパターを打つことになってしまい、スコアも伸び悩んでしまいます。
そうならないためにこの記事では、グリーンをどのタイミングで読むのか、グリーンとラインの読み方についてそれぞれ解説します。
読み方を知ることで防げること
グリーンを正しく読むことで、グリーンの傾斜やボールとカップの位置関係も理解でき、適切にラインを読むことができます。
その結果、ボールを打つ力加減も把握できるため、強すぎる、または弱すぎてしまうミスを防ぐことができます。他にも予想外の場所でボールが曲がってしまったり、打つ方向を間違えることも防げます。
ラインとは?
ラインとは、ゴルフ用語でボールがカップに入るまでに通るルートを意味します。ラインはボールの位置、カップの位置、グリーンの傾斜によって毎回変わるため、その場で考える必要があります。
グリーンに入る前の読むタイミング
ボールがグリーンに乗り、自分も入ってからグリーンを読み始める人が多いのではないでしょうか。そうすると全体的な構造が見えにくく、錯覚を起こしてしまい、結果的にラインも読み間違えてしまう可能性が高くなります。
そのためここではどのタイミングで、どのようにグリーンを確認すればいいのか解説します。
アプローチからグリーンの特徴を把握する
100ヤードを切るアプローチになると、グリーンとその周辺を見渡せる距離になるため、グリーンの一番高い場所と、低い場所を見つけましょう。自分よりも先に打つ人がいれば、その人のボールがどのように転がるかを見ておくことも見極めるのに最適な方法です。
グリーンに近づいて全体を見る
グリーンにボールが乗った後、グリーンに近づき、一番傾斜が低い場所からグリーン全体を見渡してください。低い場所から見渡すことでより傾斜がわかりやすくなります。
またグリーンの表面が、どの方向に傾いているのか、途中でうねっていないか等、より精度をあげてグリーンを見ることが大切です。
グリーンに入った後の傾斜の読み方
ボールの後方からカップを見ただけでラインを読むのはまだ早計です。正しくラインを読むには、ボールとカップを様々な角度から見て、位置関係を把握しましょう。ここではどの位置から見れば良いかを解説します。
ボール後方からカップの方向を見る
ラインを読む時は、なるべく低い姿勢で読むと錯覚が起きづらく、正確にラインを読むことができます。まずはボールの後方にしゃがんでカップの方向の傾斜を確認します。
ボールからカップに向かってグリーンが登っているのか、降っているのか。スライスなのかフックなのか。グリーン全体の形状も頭に入れながら見ると精度が上がります。
ボールとカップが均等に見える横の位置から見る
カップ側に行く前に一手間、ボールとカップが両方見える横の位置から確認することをおすすめします。横から俯瞰することで高低差がわかりやすくなります。
またこの時、ボールとカップの距離にも注目です。距離によってラインを見極める時に重視するポイントが違うからです。距離が長い場合は高低差を重視して見ることが大切ですが、距離が短い場合には左右どちらに曲がりそうかを見極めることが大切です。
そのため、横から見てどちらに重点をおくか判断しましょう。
カップ後方からボールの方向を見る
カップの後方にしゃがんでボールの方向を見た時、先ほど想定した傾斜と間違いがないか最終確認をしましょう。次の章でボールからカップまでのラインについて解説していきますが、この時点で、今まで確認したグリーンの傾斜を踏まえて、カップのどこからボールを入れるか想定しておいてください。
ラインの読み方
これまで、グリーンの傾斜について解説してきました。ここからは、ラインの読み方を解説していきます。ラインは読むというより、道筋を立てていく方がより正確なラインをイメージすることができます。
ラインはカップから逆算して引いていく
人はボールを打ってカップに入れるので、ボールを起点として見がちですが、カップを起点とすることでラインの精度がより高まります。そのため、カップから逆算してボールまでの道筋を立てていきましょう。
イメージはカップから少しずつ点を打って、その点をボールの位置まで打っていき、その点を線でつなぐことです。カップとボールの距離が遠い場合は2〜3分割して考えるといいでしょう。あとはそのラインに沿ってボールを転がすイメージで打ってください。
打った後は必ず見直しをする
これまでの内容を踏まえてボールを打った後、もしかすると予想と違うこともあるかもしれません。そのような場合にはショックな気持ちを抑え、もう一度打った場所にしゃがんでラインの見直しをしましょう。
その時どこで曲がったのか、なぜ曲がらなかったのか等の原因を探し、何を見落としていたのかを確認することが大切です。パターは一朝一夕には上達が難しいため、こうした積み重ねがより正確にラインを読むトレーニングになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。この記事では正しくラインを読むために必要な、ラインの読み方とグリーンの傾斜の読み方を解説しました。
グリーンの傾斜の読み方やラインの読み方は、こだわってしまうとスロープレーになってしまうことがあるため、カートメンバーの妨げにならないように配慮した上で、素早く行うように注意してください。
解説した内容を意識することで確実にパターの経験値が上がり、スコアアップに繋がりますので、この記事を参考にラウンドで実践してください。