コラム

すぐにできるゴルフの下半身リード!コツと練習ドリルを解説

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大人になってから始めたアマチュアゴルファーは、ゴルフスイングの下半身リードがなかなかできません。そこで今回は、下半身リードとはどのようなものか・必要な理由・スライスの原因・コツは左足体重・練習ドリルを解説します。下半身リードを習得する際の参考にしてください。

ゴルフスイングの下半身リードとは

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一般的には、足腰などの下半身を使って、バックスイング・ダウンスイング・フィニッシュまでを行うことを下半身リードと言います。下半身の動きに追随するように上半身が動いて行きます。アドレス後の下半身と上半身の動きは次の通りです。

1.右足に体重移動することでバックスイング
2.トップで左踵を下ろしてからダウンスイング
3.左足に体重が移動し腰が回転
4.下半身につられて上半身が回転
5.腕を振り下ろしてインパクト

この動きから分かるように、下半身と上半身はバラバラに動いているわけではなく連動しています。常に下半身が先行し上半身が後からついてゆく動きを、下半身リードと呼んでいます。

ゴルフスイングの下半身リードが必要な理由

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下半身リードがなぜ必要なのでしょうか。それは、下半身には大きくて太い筋肉があり、上半身よりパワーがあるからです。パワーがある下半身に上半身を加えることで、より大きなパワーを生み出すことができます。

アマチュアゴルファーのスイング中の意識は、手や腕などの上半身に集中しています。悪いスイングの代表ともいえる「手打ち」は、体の動きと腕が連動していないことを指しています。下半身のパワーやバランスを保つ力を全く活かせていません。

プロゴルファーは、下半身を7割・上半身を3割というイメージで、下半身主導で振っています。アマチュアゴルファーは大人になってからゴルフを始め、上体の力だけでもクラブが振れるためなかなか下半身のパワーが利用できません。

下半身リードは、より大きなパワーを生み出し、安定したスイングの土台となります。

ゴルフスイングの下半身リードがスライスの原因

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下半身リードをすると、よりスライスが強くなることがあります。その原因はリバースピボットです。リバースピボットは、バックスイングで体重が左足に乗り、ダウンスイングで右足に体重が残ってしまいます。

リバースピボットしている方が、下半身リードを意識すると、ダウンスイングで右肩が下がりクラブが寝てフェースが開きます。この状態でインパクトすると、大きくスライスしてしまいます。

この後解説する練習ドリルを実践すれば、リバースピボットの改善にもつながりますので、参考にしてください。

ゴルフスイングの下半身リードで大切なコツは左足体重

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下半身リードで特に大切なコツは、ダウンスイング直前に体重を左足に乗せることです。右足に体重移動して、バックスイングのトップと同時あるいは直後に左足に体重を移動します。

プロゴルファーは、体重移動を非常に効率よく行っているというデータがあります。バックスイングのトップで体重の90%を右足、ダウンスイングのスタート直後に左足110%です。

アマチュアゴルファーは、バックスイングのトップで50%右足、ダウンスイング直後で65%を左足に乗せています。この結果は、下半身リードの体重移動が、大きなパワーを生み出す原動力であることを物語っています。

ゴルフスイングの下半身リードの練習ドリル

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ゴルフスイングの下半身リードの練習ドリルを解説します。

足踏みスイング

アドレスの状態で、つま先を上げずに踵だけで足踏みしてください。ワンツー・ワンツーのリズムに合わせて、ワンで右踵・ツーで左踵を下げます。つぎに、足踏みにスイングを組み合わせます。

ワンツーのリズミカルな足踏みに合わせ、ワンでバックスイング、ツーでダウンスイングを行いましょう。短いクラブでコンパクトに、ボールを打たずに素振りを繰り返してください。

慣れたらボールを打ってみましょう。違和感なく打てれば、これで基本的な下半身リードが完成です。

一本足打法

野球選手のように一本足打法を行えば、下半身リードが習得できます。ミドルアイアンでアドレスしたら、左足を右足に寄せて一本足で立ってバックスイングを行います。右足で立てれば、右への体重移動が完成です。

つぎに、浮かせた左足をアドレスの位置に戻してダウンスイングを始め、踏み込むタイミングでインパクトします。素振りを何度か繰り返し、クラブがビュンと振れれば下半身リードができています。

バックスイングのトップで左足体重

左足への体重移動がスムーズにできない方は、バックスイングのトップで左足へ体重移動を開始すると、その後の体重移動・腰の回転・ダウンスイングがしやすくなります。最初は短いクラブで、コンパクトなスイングで素振りをしてみてください。

足の使い方は、歩くようなリズムで左ひざを前に出したらバックスイング、右ひざを前に出したらダウンスイングです。そして、トップで左足へ体重移動を始めれば下半身リードでスイングできます。

まとめ

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ゴルフスイングの下半身リードは、上半身が下半身を追従する動きで、体全体のパワーを引き出すためにとても大切です。下半身リードにすることで、手打ちやスライスが減り、バランスの取れたスイングができます。

下半身リードのコツはトップ直後の左足体重で、練習ドリルを参考にしてください。下半身リードで体のパワーを引き出し、安定したスイングでベストスコアを目指しましょう。