コラム

アプローチには種類がある!アプローチが得意になるための方法を解説

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%82%b9-1486354/
https://pixabay.com/

アプローチには3種類のタイプがあり、それぞれを使う目的と打ち方は異なります。また、打つ場所の状況によっても違ってきます。また、それぞれ難易度も違ってきます。より簡単なアプローチの方法を覚えてアプローチの名手になりましょう。

アプローチの種類を解説

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%84-%e4%bd%99%e6%9a%87-3345509/
https://pixabay.com/

アプローチには3種類のタイプがあります。アプローチには、ランニングアプローチ(チップショットともいいます)、ピッチエンドラン、ピッチショット(ロブショットともいいます)の3種類があります。ピッチショットとロブショットを分けている場合もありますが、ここでは同じものとして説明します。

これらの種類を使い分けるのは、おおよそグリーンエッジまでの距離が30ヤード以内の場合がほとんどです。それ以上の距離になると使い分けはかなり難しくなるので、普通に短い距離を打つつもりでショットをするようにしましょう。

ランニングアプローチ

グリーン上でボールが転がっていくように打つアプローチ方法です。パターの感覚と同じように打てるので比較的簡単なアプローチショットと考えて良いでしょう。

クラブはピッチングウェッジか9番アイアンを使用して、軽くボールに当てるだけです。普通の打ち方でも良いですが、パターのように打つことでより安定したランニングアプローチを打つこともできます。ボールが転がって行くのでグリーンの外からチップインをする確率が高くなります。

使用する場所は比較的グリーンから近い場所やグリーンのカラーにあるところで使用します。近くても深いラフに入っている場合には、この打ち方は避けてください。フェースが立っているので、芝の抵抗できちんとボールに当たらない可能性が高くなるからです。

ピッチエンドラン

ボールを少し上げて、そのあとボールが転がるように打つアプローチです。3つの中で最も簡単なアプローチショットです。

サンドウェッジかアプローチウェッジを使いますが特別な打ち方はありません。フェースのロフトに任せて、自然に打つと自然にボールは上がり一定の転がりが出ます。グリーンから遠い所にあるボールからカラーの部分まで全ての場所で使用します。

ピッチショット

ボールを高く上げてあまりランが出ないように打つアプローチです。最も難しいアプローチショットです。

サンドウェッジを使って、さらに少しフェースを開いて打ちます。軽い逆スピンをかけることで落ちてから全くランが出ないように打つことも可能です。ボールのある場所とグリーンの間にバンカーがあるような場合、グリーンエッジからカップまでの距離が少ないときに使います。

フェースを開いて打つのでボールのコントロールが難しくなります。例えばだるま落としのようになってしまったり、どれくらいボールが飛ぶのかの予測をしにくいからです。そのため、ピッチショットで大きくショートをしてしまうケースが多くあります。

3つのアプローチの飛距離と転がりの比較

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%bc-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%82%b9-1960998/
https://pixabay.com/

3つのアプローチのキャリーと転がりがどれくらいになるのか理解をしておかないと実戦では使えません。きちんとそれぞれの距離感を分かっておくことが重要です。ボールからカップまでの距離が30ヤードくらいの所からアプローチをすると想定してください。下の数字がキャリー(飛ぶ距離)とラン(転がる距離)の目安になります。

・ランニングアプローチ(ピッチングウェッジ使用)
キャリー:10ヤード / ラン:20ヤード

・ピッチエンドラン(アプローチウェッジ使用、ロフト52度)
キャリー:15ヤード / ラン:15ヤード

・ピッチショット(サンドウェッジ使用、ロフト58度)
キャリー:20ヤード / ラン:10ヤード

ランニングアプローチはランが目安より大きくなり場合が大きくなります。一方ピッチショットはランの距離がかなり少なくなる場合が多くあります。これはグリーンの傾斜、インパクトの強さによって変わってきます。練習と経験によって比率を身につけてください。

また、3つのアプローチはクラブを変えてショットを行っていますが、一本のクラブを使って3種類を使い分ける方法もあります。サンドウェッジ(58度)をグリップの位置を変えることでロフト角を変える打ち方です。こちらの方が打ちやすいというゴルファーも多くいるので試してください。

種類別の練習方法

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e7%a9%b4%e3%81%82%e3%81%8d-549228/
https://pixabay.com/

アプローチの練習をする時間は少ないかもしれません。しかし、一番スコアに影響するショットですので、一定の練習時間は取るようにしてください。

距離感を身につける練習

練習場でアプローチの練習をすると、ランの距離がよくわかりません。ボールが落ちるところがグリーンではないので、人工芝のような時は転がりすぎますし、自然の芝の場合は芝が伸びているのでランは出ません。

アプローチの練習の時はキャリーの距離(ボールが落ちる地点)を意識して練習してください。キャリーを正確に出す練習です。例えばピッチングを使った場合は5ヤード、10ヤードのキャリー、15ヤードのキャリーを目標にしてください。

サンドウェッジは10ヤード、15ヤード、20ヤードのキャリーを目標にしてください。これでどの打ち方でも30ヤード以下のアプローチの精度は高まります。

ランはグリーンの芝の状態、傾斜で変わります。コースのグリーンが重たい芝、登りのグリーンであれば、数ヤード分大きく打つようにすれば良いのです。

きちんとヒットする練習

アプローチは距離が短いためにインパクトでスイングが緩んでしまう場合が多くあります。必ずきちんとヒットするという感覚を身につけてください。きちんとヒットしているかどうかは音で判断できます。

インパクトの瞬間に「コツッ」という、ボールとフェースがあたる音だけがすれば大丈夫です。インパクトが緩んだりダフるとマットを擦る音が一緒に聞こえます。マットを擦る、ということはコースの芝の上では芝に引っかかってしまって飛距離が出ないことが起きます。

まとめ

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab-%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3-2217600/
https://pixabay.com/

アプローチの種類について説明してきました。3つのアプローチの方法がありますが、どのアプローチを使ったら良いかは皆さんの判断になります。この判断もゴルフの面白さの一つです。成功してオーケーと言われる所までボールを寄せられたら、大きな満足感があります。

練習時間を少し増やして、ラウンドで3つのアプローチショットを駆使できるようにしてください。