コラム

ユーティリティのフックはすぐに直る?原因と正しい打ち方を解説

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ユーティリティでフックして困っていませんか?フックするとスコアがまとまらず嫌になってしまいますよね。今回は、ユーティリティに役立つ便利なクラブ、フックしやすいクラブ、どうしてフックするのか、正しい打ち方を解説します。フックを直したい方はぜひ参考にしてください。

ユーティリティは役立つ便利なクラブ

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ユーティリティ(Utility)とは、「役立つ」あるいは「便利な」という意味です。ユーティリティと呼ばれるクラブもその通りで、難しいフェアウェイウッドやロングアイアンの代わりに、さまざまな場面で便利で大いに役立ちます。

ユーティリティはハイブリッドやレスキューと呼ばれることもあります。フェアウェイウッドの3Wは、アマチュアゴルファーの8割が使いこなせません。ロングアイアンの#3~5も扱いがとても難しいクラブです。

ユーティリティは、難しいクラブの距離を易しく打てるクラブで、アマチュアからプロまで広く愛用されています。

ユーティリティがフックしやすいクラブとは

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易しく打てるように、ユーティリティにはさまざまな最新技術が施されています。スイートスポットを広げて、芯を外しても飛距離がほとんど変わらないクラブもあります。

スライスを抑えるためにフックフェースになっているユーティリティもあり、自分のユーティリティを芝生の上に置いて、左を向いていたらフックフェースです。いつも通りスイングするとフックします。

初心者でもボールをしっかり捕らえられるように、ヘッドが返りやすいようになっているユーティリティもあります。ヘッドスピードが速いのに、柔らかいシャフトのユーティリティを使うと、ヘッドが返り過ぎて結果はフックです。

ユーティリティはどうしてフックする?

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ユーティリティでフックする原因を詳しく解説します。

フックグリップ

フックグリップになっていないか確認しましょう。ユーティリティはそもそもフックしやすいクラブで、フックグリップになっていれば、意識的にフックボールを打っていることになります。

スライス防止のために、自然に身に着けたフックグリップでも、ユーティリティを使うためにはグリップを見直しましょう。アドレスして、左手の拳が4つ以上見えたらフックグリップです。拳が3つ以下になるようにグリップを変えてみてください。

クローズドスタンス

クローズドスタンスもフックの原因です。クローズドスタンスは、右打ちの場合、右足を後方に引いて構えます。結果としてアドレスが、ターゲット方向よりも右を向きます。このアドレスの効果は、インサイドからクラブが入れやすく飛距離アップです。

ヘッドが返りやすいユーティリティでクローズドスタンスを取ると、インサイドアウトのスイングにヘッドの返りが加わり、フックしてしまいます。アドレスは、ターゲットラインに平行になるように構えてください。

ボールの位置が左足寄り

アドレス時のボールの位置がフックの原因になります。ドライバーでティーアップするときのように、左足に近い場所にボールがあるとフックしやすくなります。ユーティリティのゴルフボールの位置は両足のセンターです。

左足寄りにすればするほど、ボールに当たる前にフェースが返ってしまいます。ユーティリティでアドレスしたときの、ボールの位置を確認してください。

手首のリストターン

手首のリストターンによってもフックします。飛距離を伸ばすためやドローボールを打とうとして、意識的に手首を返してクラブのフェースを返して打つ方がいます。スライスに悩んだ末に、無意識に身に着けた動きです。

ユーティリティはもともとヘッドが返りやすい特徴があり、手首のリストターンが加わると、急激なフックボールとなります。腕や手首の力でリストターンする動作を抑え、自然なスイングの中で、フェースがターンして行く感覚を身につけましょう。

ユーティリティの正しい打ち方

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ユーティリティの正しい打ち方について解説します。

アドレスではハンドアップでボールは左胸前

アドレスでは、ユーティリティのソール全面を芝生につけ、クラブのライ角通りに構えてください。シャフトが短いため、自然にフェアウェイウッドよりもハンドアップな姿勢になります。

無理にハンドダウンな構えにすると、ユーティリティの性能を十分引き出すことができません。フェースが開いて見えることがありますが、フェースを立てるとダフリの原因になるので注意しましょう。

ボールの位置はスタンス中央よりボール1個ほど左で、左胸の前にセットしてください。

7番アイアンのようにダウンブローに低く長く

7番アイアンのようなイメージでダウンブローにボールをとらえましょう。フォロースルーはボールを上げようとせず、低く長く出していってください。ユーティリティのソールが滑ってダフリを抑え、ロフト角が自然にボールを上げてくれます。

グリップはやや短く握り、大振りせず胸の高さぐらいのコンパクトなスイングを心がけてください。力むとバランスを崩しやすいので、7~8割の力感でスムーズなスイングをすることが大切です。

まとめ

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ユーティリティは便利で役に立つクラブですが、フックしやすい特徴があります。フックする原因は以下の通りです。

・フックグリップ
・クローズドスタンス
・ボールの位置が左足寄り
・手首のリストターン

ユーティリティの正しい打ち方を示します。

・アドレスではハンドアップでボールは左胸前
・7番アイアンのようにダウンブローに低く長く

フックする理由と正しい打ち方を参考にして、ユーティリティを活用しましょう。