コラム

ゴルフでボディーターンのスイングではボールは飛ばない?その理由を徹底解説!

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e7%8e%89-%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc-%e5%ad%a4%e7%ab%8b-484255/
https://pixabay.com/

ゴルフのスイングには、ボディーターンとリストターンの2つのスイング方法があります。プロのゴルファーの多くはボディーターンをベースにしながらリストターンも使って飛距離を出しています。なぜ、アマチュアの場合はボディーターンだと飛距離が出ないのでしょうか。詳しく解説します。

ボディーターンとリストターンの違い

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%b9%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b0-1429533/
https://pixabay.com/

ボディーターンはクラブのフェースの開閉の動きを少なくし、フェースの向きが体の位置と同調しながら下りてくる打ち方です。一方、リストターンとはフェースの開閉をさせながらダウンスイングをする方法です。

ここでは、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。

ボディーターンのメリットとデメリット

ボディーターンは体の回転と同期してフェースが動きます。そして、フェースの向きは体に対して直角になっている時間が長くなります。つまり、フェースの開閉が少ないので方向性に優れたボールを打てます。

また、体の軸を中心に回転するのでインパクトで芯に当たる確率も高くなります。あまり力を入れなくても飛距離を出すことができます。女子プロなどはヘッドスピードが早くなくても、ボディーターンで打って芯に当たる確率を高めているので距離を出せます。

一方、体の回転を使うので体の柔軟性が無いと回転不足になり、飛距離が大きく落ちてしまいます。体の固い人や、シニアになってきて体の動きが悪くなってくると極端に飛距離が落ちてしまいます。

リストターンのメリットとデメリット

リストターンはダウンスイングで腕のひねりを使いながら、フェースの開閉を加速させることでインパクトでスピードを上げる打ち方です。

腕や手は体全体に比べて自分の意思通りに動かすことができるので、力の入れ方も体全体で力を入れるより簡単です。つまり飛距離を出しやすくなります。

一方、フェースの開閉が大きくなるので、少しでもタイミングが狂うとボールは右や左に大きくずれてしまいます。また、肘の動きとの連動も重要になるので、ボディーターンに比べて難しい打ち方といっても良いでしょう。

プロゴルファーはどうやって打っているのか

プロゴルファーのほとんどはボディーターンが基本です。このホールは少し飛ばしたいという場合にはリストターンを強くして打ちます。

普段は真っすぐ飛ばしているプロが飛ばしたいホールで右や左に曲げてしまうのは、リストターンのタイミングが崩れたことも原因の1つです。

プロは強靭な体幹をトレーニングで作り上げています。つまり体の回転だけでもかなりの飛距離を出せます。

なぜアマチュアのボディーターンは飛ばない?

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e5%a0%b4-%e8%8d%89-%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%84-3685616/
https://pixabay.com/

アマチュアの場合、ボディーターンで打つと飛ばないと思っている人が多いようです。なぜ、そう思うのか解説しましょう。

勘違い

ゴルフは手や腕に力を入れる方が体全体で打つより簡単です。そのため、ボディーターンが不十分でも、リストターンだけである程度の距離を出すことができてしまいます。この結果、ボディーターンよりリストターンの方がボールが飛ぶと感じてしまうのです。

例えば、野球のボールを投げることを想定してください。正面を向いたままでもボールを投げられます。

しかし、少し遠くに投げようとすると腰と両肩を回転させないと遠くに投げることはできません。ゴルフでもボディーターンができていないとボールを飛ばすことはできないのです。

体の回転軸のズレ

ボディーターンの軸が崩れていると飛距離は落ちます。例えば、トップで背骨が右に傾いてしまうスイングをしている人がいます。この場合は回転軸が右に傾いたままスイングをしてしまい、目標方向に真っすぐ力を入れられないので飛距離は落ちます。

ボディーターンでボールが飛ばないと思っている人は、体の軸が正しくなっているかどうか確認してみましょう。

確認方法は簡単です。まず、ドライバーを使って鏡の前で軽く素振りをします。次にトップの位置で止めてください。その時に、持っているドライバーを背骨に沿って背中で合わせてください。

鏡を見たときにドライバーが傾いていないかどうか確認してください。鏡が無いときは第三者に見てもらいましょう。

クラブのシャフトのセッティングが間違っている

クラブのシャフトには色々と種類があります。シャフトが固いXやS、シャフトが柔らかめのSRやR、女性用にはLという区分があります。これ以外にクラブ全体のしなりの位置を示す指標があります。

元調子はグリップに近い方がしなります。中調子はシャフトの真ん中あたり、先調子はヘッドに近い所に最もしなる部分があります。

ボディーターンをしている人が先調子のクラブを使うと飛距離はでません。反対に、リストターンをしている人が元調子のクラブを使うと、ボールに力が伝わりにくくなります。

自分がボディーターンの打ち方をしているのか、リストターンなのかを把握しないと正しい選択ができません。

ゴルフショップなどでは、スイングを解析する設備を持っているお店も多くあります。スイングの解析をしてもらい、正しいシャフトを使っているかどうか確認してみましょう。

まとめ

ゴルフのスイングは、ボディーターンとリストターンを上手にバランスさせることで最大の飛距離を得ることができます。リストターンの方が簡単そうに思えますが、安定したスイングと飛距離を手に入れるためにはボディーターンもできるようにしましょう。