誰でもドライバーの飛距離アップはできる?その方法と飛距離アップドリルを解説!
ドライバーの飛距離アップのドリルを探しているという方は多いのではないのでしょうか。ドライバーの飛距離アップはゴルファーの永遠のテーマですよね。そこで今回は、ドライバーの飛距離を決める3要素・飛距離アップの方法・練習ドリルについて詳しく解説します。ドライバー飛距離アップの参考にしてください。
ドライバーで最大の飛距離を決める3要素
飛距離を決める要素は、ボール初速・打ち出し角・バックスピン量の3つでドライバーに限らず、すべてのクラブに共通しています。ボール初速はm/s(秒速)という単位で表され、ボールが飛び出す速度です。
ボール初速はヘッドスピードが早ければ早いほど高くなりますが、ミート率が低いと力が伝わらず大きなロスになってしまいます。打ち出し角はボールが飛び出す角度で、ロフト角・重心位置・シャフトの柔らかさなどにより変わります。
バックスピン量は、ボールにかかった逆方向の回転でボールが浮き上がる力となりますが、回転量が多すぎると高く上がるだけで飛距離は伸びません。ドライバーで最大の飛距離を求めるためには、最適なボール初速・打ち出し角・バックスピン量が必要になります。
飛距離アップの方法
飛距離アップの方法は3要素を最適化することですが、ボール初速を上げるためには、ヘッドスピードを上げてミート率を高めることです。打ち出し角とバックスピン量は、スイングを分析し自分に合うドライバーを見つけることで改善します。
ヘッドスピードを上げるためにマッチョな体に鍛え上げる必要はありませんが、クラブを振る遠心力に負けずにバランスが取れる体幹は必要です。腹筋・背筋のトレーニングやスクワットなど、スイングに影響する筋力強化が飛距離を伸ばします。
ミート率は、ボール初速をヘッドスピードで割った数値です。アマチュア男性の場合、ヘッドスピードの平均は43m/s程度で初速は50~55m/s程度で、ミート率は1.16~1.28となります。
女子プロの場合は、ヘッドスピードはアマチュア男性と同じですが初速が60m/sを越え、ミート率は1.40オーバーとなります。飛距離は初速の約4倍で、アマチュア男性200y女子プロ240yとなり、ミート率がいかに大切か分かります。
飛距離アップの練習ドリル
ドライバーの飛距離をアップするドリルについて詳しく解説します。
クロスハンドグリップ
右手と左手を入れ替えて、クロスハンドにしてスイングしてみましょう。無理のない範囲でバックスイングしていつも通りに振ってください。右手が強くなるのを抑え、右わきが締まってインサイドからクラブが入るスイング軌道になります。
右手が強くなっていると感じたり、スライスが出てきたりしたときに、クロスハンドグリップで素振りをしてください。右わきが締まり、インサイドからクラブが下りてきて理想的なスイングが出来上がります。
理想のスイングはミート率を高め飛距離アップにつながります。
一本足打法
野球選手のように、右打ちの方はトップで左足を上げ、左足を踏み込んでから上半身が付いてくる動きを体感しましょう。足の踏み込みから動作を始めるため、下半身リードの切り返しが体得できます。
自然にタメが生まれ、手打ちがなくなり、ヘッドスピードがアップします。ドラコンホールやロングホールで飛ばしたいときに、一本足打法で一度素振りをすれば、ビッグドライブが可能です。
力まかせにスイングしてもヘッドスピードは上がらず、大きなミスショットを生むことになります。下半身リードのスイングを身に付けてください。
目線を上げる
目線を上げて素振りをしましょう。練習場ではネットの一番上に目線を合わせるようなアドレスで構えてみます。構えたままの姿勢で振れば、自然に右肩が少し下がりアッパーブローのスイング軌道が可能です。
ラウンド中に疲れてくると目線が下がり、ドライバーが当たらなくなりミスが続くことがあります。そんなときには、目標を高いところに設定してそこに向かって打てば、飛ばせるアッパーブローが出来上がります。
ドライバーの逆さ振り
ドライバーを逆さにして、ヘッド近くのシャフトを握ってスイングしてみましょう。軽いのでビュンビュンと音が出ます。ボールを打った後のフォローで音が出るように、全力でスイングしてください。
ヘッドの重さがないため、自分でしっかり振り切らなければ、フォローでビュンという大きな音はしません。速く振るための体の動きが体得でき、ヘッドスピードアップにつながります。
練習場でもラウンド中でも、10回ほど繰り返してから普通にドライバーを振れば驚くほどスムーズに振り切れます。
腰から腰・肩から肩のスイング
ミート率を上げるために、小さな振り幅の練習をしましょう。最初は腰から腰の高さで練習し、確実にミートできるようになったら肩から肩の振り幅に広げます。このとき、足は浮かさずベタ足で左右にぶれないように注意します。
距離を出したいと考えてスイングを大きくすると、左右のぶれが大きくなりますが、ミート率アップのためにはベタ足で芯に当てることが大切です。この練習で当たりが悪くなったら、腰の高さから繰り返すことでミート率が確実にアップします。
左ほほを残して素振り
左ほほを残してスイングすれば、ヘッドアップが抑えられ、ボールを芯でとらえて飛距離を伸ばすことができます。練習方法は、右打ちの方は左手で左ほほを抑え、右手だけでドライバーを持ってスイングしてみましょう。
頭を残してヘッドアップせずに振り切る動作が体感できます。当たりが悪くなったり、ミスが出始めたりしたら、左ほほを残して素振りをしてみましょう。この練習をすると、首に張りが出ることがありますので、練習後はストレッチがおすすめです。
グリップの力を緩める
グリップを緩めると確実に飛距離がアップします。練習の中で確かめてみましょう。最初は力の限り強くグリップを握ってスイングしてみてください。飛距離は伸びずスライスやフックが出ることもあります。
次はゆるゆる10%程度の握力でグリップしてスイングしてみてください。このとき、クラブが滑って飛んで行かないように注意しましょう。クラブが安定せず不安ではありますが、やや飛距離は伸びます。
最後に30~50%の握力でスイングすると、安定した方向で飛距離も伸びます。自分に最適な握力を確認することが大切です。
まとめ
ドライバーの飛距離を伸ばす方法は、ヘッドスピードを上げてミート率を高めることです。そのためのドリルを以下におさらいします。
・クロスハンドグリップ
・一本足打法
・目線を上げる
・ドライバーの逆さ振り
・腰から腰・肩から肩のスイング
・左ほほを残して素振り
・グリップの力を緩める
この記事を参考にしてドライバーの飛距離を伸ばし、ベストスコアにチャレンジしてください。