コラム

ドライバーでボールが安定しない人必見!改善のための左足体重の打ち方を紹介

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ドライバーでボールが右や左にばらつく人は、スイングのバランスが崩れていることが原因かもしれません。特にドライバーの場合は体重移動が大きくなるので、スイングのバランスが崩れやすくなります。色々と試しても改善できない人は左足体重、左一軸スイングを試してみると治るかもしれません。

左足体重のスイングを理解しよう

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左足体重のスイングにはいくつかの方法があります。左足体重のアドレス、左一軸のスイングです。一時、タイガーウッズがその一部を取り入れたことで、左一軸のスイングが有名になりました。

最近では左足体重や左一軸のスイングを取り入れているプロゴルファーは減少していますが、ドライバーの調子が悪くなったときに、チェックのために左足体重で練習しているケースはあります。

左一軸のスイング(スタック&チルト)

左一軸のスイングは英語ではスタック&チルトと言います。このスイングは約30年前位にアメリカのPGAツアーの選手が使用し始めて、多くの選手がこれを取り入れました。最近のプロゴルファーは飛距離が重要になってきているので、一時期ほどの流行は無くなってきました。

この打法は体重移動をほとんどしません。アドレスから左足に体重を乗せて、そのまま体を回転させて打ちます。左足を軸にしてスイングをするので、左一軸のスイングと言われるのです。体重移動をほとんどしないので飛距離は落ちますが、ボールは安定します。

通常の打ち方の場合、スイングのトップで右足に体重を乗せます。そして、ダウンスイングで左足に体重移動をしながら腰を回転させてインパクトを迎えます。フィニッシュでは左足にほとんどの体重が乗ります。

左一軸の場合は左足体重でスイングをします。つまり左足を軸に体が回転します。トップの位置でも、左足に7割程度の体重が乗っています。トップからは捻じれている体を元に戻すだけの動きになります。この結果、左足に体重が乗ったフィニッシュができます。

左足体重のアドレス

左足体重のアドレスだけをして、あとはいつも通りの打ち方をする方法です。左足体重で構えるので、右足への体重移動は通常のスイングより少し減ります。左足体重から右足に体重を移しすぎると体の動きが大きくなるので注意が必要です。

左足体重のアドレスの場合、フィニッシュで左足に体重を乗せやすくなります。フィニッシュの形がきちんとできていると、ダウンスイングやフォロースイングもきちんとできていると言えます。

ショートアプローチは左足体重で打つのが基本

ショートアプローチはスタンスを狭くして、左のつま先を開くか左足を少し引いて構える方法が基本とされています。ショートアプローチは距離を出す必要はなく、正確にボールをヒットすることと、正確な方向性が必要になります。

また、ショートアプローチは体重移動はしません。体重移動をしたらインパクトの位置がずれやすくなるからです。つまりショートアプローチの打ち方は基本的に体重移動がない、左足体重のスイングになります。

左足体重のスイングに適した人はどんな人か

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どんなゴルファーに左足体重のスイングが向いているのか紹介します。左足体重のスイングは一時的にこのスイングをする場合と、いつでもこのスイングにしてしまう場合の二つがあります。

ドライバーやウッド、ロングアイアンでボールが安定しないゴルファー

今まで真っすぐ飛んでいたのに、調子が悪くなって右や左にボールが散らばってしまう人は軸が崩れている可能性があります。この様な時は体の軸をチェックするために左一軸で打ってみましょう。

体重移動が無いので体重移動でバランスを崩しているようなゴルファーは左一軸で打ってみるとボールが安定します。感覚を掴んだら徐々に元の打ち方に戻せば良いでしょう。

体の固いゴルファー

体が固いゴルファーの場合、トップでの捻転が不十分になります。左一軸の場合は、捻転より体全体の回転を使うので捻転を強くする必要はあまりありません。左一軸を試してみて気に入ったボールが打てるようであれば、左一軸を自分のスイングに変えることも考えてみましょう。

スライサー

スライスはアウトサイドインの打ち方が原因の一つです。アウトサイドインを治したい場合には、左一軸の打ち方にすると良いかもしれません。何故なら、左足を軸にした回転運動になるので、インサイドインの打ち方しかできなくなるからです。

体重移動が上手くできないゴルファー

右から左への体重移動が上手くできないで、フィニッシュで右足に体重が残ってしまう人は、左足体重のアドレスを試してみてください。その他は今までの打ち方と同じで構いません。

左足体重のアドレスをすると飛距離は落ちるかもしれませんが、フィニッシュをきちんと取る感覚を覚えることを優先しましょう。

クラブフェースの芯に当たらないゴルファー

クラブフェースの芯にボールがきちんと当たると、ヘッドスピードが速くなくても飛距離がでます。女子プロは男性アマチュアよりヘッドスピードが遅くても、平均飛距離は男性アマチュアより飛んでいます。これはいつでも芯で捉えているからです。

芯に当たらない原因はスイングがブレているからです。左足体重でアドレスをするとスイングのブレは減少しますので、芯に当たる可能性が高くなります。

左足体重のスイングの練習のやりかた

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左一軸や左足体重のアドレスの練習のやり方を紹介します。今後、ずっとこの打ち方をしていく場合でも、一時的に左足体重のスイングをする場合でも同じです。ただし、左一軸の場合は打ち方が大きく変わりますので注意が必要です。

左一軸打法の練習方法

アドレステークバックの方法が通常のスイングとは異なります。その方法は下の通りです。

1. 真っすぐに立って正面を見る。両手は真っすぐ下に下ろす。
2. 腰から上だけを左に真っすぐに傾ける。左手は右手の位置に比べて下がる状態。
3. 傾けた状態で前傾姿勢を作る。
4. 前傾姿勢で左足の膝を曲げる。
5. 左足を曲げると自然に体が回転する。
6. 左足に体重が乗る
7. この状態で腕を上に上げる

7でスイングトップが完成します。そして1から7の動きを同時に実施すれば左一軸のテークバックができます。ダウンスイングはあまりフォームを意識することなく、クラブをボールの方に下ろすという動きだけで構いません。

実際に試してみると、フィニッシュの形が作りやすいことがわかると思います。また、腕の回転のアークが小さくなっていることも体感できるはずです。腕の回転のアークが小さくなるので飛距離は落ちますが、ボールの方向性は安定します。

左足体重のアドレスの練習方法

通常のアドレスで構えてください。そして、少し左足に体重を移します。これで完成ですが、体重を移すときに注意点があります。

左足裏の外側に体重が乗ってしまわないようにしてください。左足裏の外側に体重を乗せるとダウンスイングで頭が左に流れるスウェーが起きやすくなります。必ず土踏まずあたりに体重を乗せるようにしてください。

両足の膝の曲がり具合が同じになるようにしてください。左足体重にすると左膝の曲がりが大きくなる可能性があります。

背骨の線が左に傾かないように注意してください。体を左に傾けると体重は左に乗りますが、スイングの軸が崩れてしまいます。地面に対して背骨の線を真っすぐにしたまま、体全体で左に体重を移してください。

注意点を意識しながらアドレスをした後は、今まで通りのスイングをしてください。最初は違和感があるかもしれませんが、フィニッシュできちんとした姿勢ができていれば問題ありません。

まとめ

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左足体重、左一軸を教えているスクールやテキストは日本では少ないようです。そのため、ある程度は自分で模索しながら試してみることが必要かもしれません。

この左足体重は安定したボールを打つこと、芯に当たるボールを打つことを目的としてコンパクトな打ち方をすることが目的です。練習では芯に当たる確率をチェックしながら、芯に当たる感覚を覚えてください。また、いつも同じ方向にボールが飛んでいるかどうかも確認してください。

そのあと、もともとの自分の打ち方に戻してください。左足体重で覚えた芯に当たる感覚が自分の打ち方でも出るかどうか練習してみてください。これで自分にあったスイングを見つけることができます。