コラム

アベレージゴルファーになるのは簡単?クラブセッティングや飛距離、パット数を解説!

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%bc-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%82%b9-1960998/
https://pixabay.com/

アベレージゴルファーにどうしたらなれるか悩んでいますか?スコアを100切りできたらうれしいですよね。今回は、スコア・飛距離・パット数・100の狙い方・クラブセッティング・シングルを目指す方法などを解説します。アベレージゴルファーを目指す際の参考にしてください。

アベレージゴルファーのスコア

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b9%e3%83%9a%e3%82%a4%e3%83%b3-%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%8a-1649263/
https://pixabay.com/

明確な基準はありませんが、アベレージゴルファーとは、18ホールを平均的なスコアの100前後で回るゴルファーを指しています。ゴルフを始めた初心者にとって、100を切ることは大きな目標です。

100を切れたら大喜びで帰宅して家族に自慢し、次のラウンドが待ちきれず翌日練習場へという経験を持つ方も多いと思います。そして次のラウンドも期待して行ってみたものの、100切りどころか110叩きの結果にがっかりしてしまいますよね。

そんな経験を繰り返して100を叩くことはなくなり、90切りも狙えるようになります。アベレージゴルファーのスコアは、大きな壁と感じられると思いますが、最初に掲げる目標に最適です。アベレージゴルファーを目指して頑張りましょう。

クラブ別飛距離

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e5%a5%b3%e6%80%a7-t-%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%84-83876/
https://pixabay.com/

ゴルフは正確な飛距離を競うスポーツであるため、自分のクラブ別飛距離を把握することが大切です。参考として、男性・女性のアベレージゴルファーの飛距離の目安を以下に示します。

【男性・女性ゴルファーの飛距離】

番手:男性 女性
1W :200~230y 150~175y
3W :180~215y 125~150y
4UT :170~180y 110~135y
5UT :160~170y 100~110y
6UT :150~160y 90~100y
5I :140~160y 80~110y
6I :130~150y 70~100y
7I :120~140y 65~ 95y
8I :110~130y 60~ 80y
9I :100~120y 55~ 70y
PW : 80~105y 50~ 60y
AW : 70~ 95y 45~ 55y
SW : 60~ 80y 40~ 50y

ドライバーの飛距離は、一般的にヘッドスピードに5.5をかけて導き出します。たとえば、ヘッドスピードがやや早い40m/sの場合は、40×5.5=220yが目安です。

練習場で1W・4UT・7I・AWなどの飛距離を確認して、上記を参考に前後のクラブの飛距離を把握しておきましょう。アベレージゴルファーを目指すためには、クラブ別の自分の飛距離を把握することがとても大切です。

アベレージゴルファーのパット数

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3-%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%89-3683340/
https://pixabay.com/

アベレージゴルファーの平均パット数は40~45です。まずはこのパット数を目標にしましょう。仮に全てのホール3オンで45パットだとすると、3×18ホール+45パット=99となり100切りが達成できます。

4オンが5ホールあっても40パットであれば、3×13ホール+4×5ホール+40=99となりこのケースでも100切りです。ドライバーで飛ばすショットも1打ですが、パットも1打でスコアに大きく影響します。

パットはフィーリングが重要で、距離感とボールの曲がり方が読めるようになれば、初心者でも早く上達しスコアが縮められます。ドライバーやアイアンの練習は練習場でしかできなくても、パットは工夫すれば家の中でも練習できます。

パット練習は地道な繰り返しですが、アベレージゴルファーを目指すにはパット練習が最も効果的です。

アベレージゴルファーは100をどう狙う

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e7%a9%b4%e3%81%82%e3%81%8d-549228/
https://pixabay.com/

アベレージゴルファーのスコア100切りを狙う方法を詳しく解説します。

ダボ狙いでOK

パー72のゴルフコースで、すべてのホールダボであげれば72+2×18=108です。9ホールボギーで上がれれば99で、100切りが達成できます。ダボ狙いと考えれば、ティーショットでマン振りしたり、無理に2オンを狙ったりする必要はありません。

ティーショットで飛ばそうとして力んでOBや池ポチャしてしまえば、ダボで上がれる可能性は極めて低くなります。2打目の長い距離を障害物がなければ狙ってもいいですが、深いガードバンカーにつかまって大叩きをしたら台無しです。

ダボでもいいと考えて、力まず障害物を避けて淡々とプレーしていれば、ボギーやパーで上がれるチャンスがやってきます。

苦手を捨てて得意なクラブを多用

同伴プレーヤーが皆ドライバーで打っているのに、自分だけ苦手なドライバーではなく得意なユーティリティーを使うのには勇気がいります。しかし、ゴルフは自分のスコアへのチャレンジで、他人の目や言葉を気にする必要はありません。

同伴プレーヤーは自分の事は別として、他人が使ったクラブやスコアを覚えていないので、全く気にせず得意なクラブを選択してください。得意なクラブでナイスショットを続けるうちに緊張や力みが消え、パーやボギーチャンスが生まれます。

ミスしても大きなけがにならない方向性

ミスしても最小限のけがに収まる方向性が大切です。ティーショットで崖や池越えしかなければやむを得ませんが、避ける方向があればそちらを狙いましょう。プレッシャーでミスをして、崖や池につかまればダボで上がれる可能性は極めて低くなります。

ミスしても崖や池を避ければ、2打目3打目次第でダボどころかボギーが取れる可能性があります。方向性があっていれば、トップしても100yぐらいは転がっていくでしょうし、次のショットに期待しましょう。

アプローチはピンに寄せるより乗せる

グリーン周りまでボールが来て、ピンが見えると誰しもが寄せたくなります。寄せたいと思うと、ヘッドアップとなってザックリやトップというミスにつながります。ミスにショックを受けて、またミスを繰り返したら、ダボでは上がれません。

寄せたいという気持ちを抑え、グリーンに必ず載せられるクラブを選択し、出来る限りボールの転がしを利用して乗せるようにしましょう。ピンに近づいたら、より慎重にリスクを避けたショットを選択してください。

3パット以内に抑える

確実に3パット以内でカップインできる、1打目のパットが大切です。ミドルホール3打目でグリーンオンすると、ワンパットでパーを取りたくなります。しかし、20y以上距離のあるパットはなかなか入りません。

無理に狙ってカップを大きくオーバーし上につけたら、次のパットは難しく、外したらカップを過ぎてコロコロといってしまいます。3打目が決まらなければ4パットということもあります。

2打目のパットが難しくなるのは避けて、2打目でワングリップ以内につけられるところに1打目のパットを打つことが大切です。

アベレージゴルファーのクラブセッティング

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%af%e3%83%a9%e3%83%96-%e5%90%88%e6%a0%bc-%e7%b7%91-1208900/
https://pixabay.com/

アベレージゴルファーのクラブセッティングの考え方を詳しく解説します。

飛距離よりクラブセッティング

アベレージゴルファーのスコアを目指すには、飛距離よりクラブセッティングが重要です。

最新のドライバーやストロングロフトのアイアンは飛距離を大きく伸ばしてくれます。新たなテクノロジーが搭載されたドライバーは驚くような飛距離を実現し、ロフト角が小さくなったストロングアイアンは10~20y飛距離を伸ばします。

しかし、飛ぶクラブがスコアを良くしてくれるわけではありません。ティーショットがどんなに飛んでも、2打目・3打目にグリーンを狙って、正確な距離が打てるクラブが必要です。グリーンに乗らなかったら、簡単にアプローチできるクラブを使います。

ゴルフは正確な飛距離と方向性を競うスポーツで、スコア改善のためには14本のクラブをどのように組み合わせるか、クラブセッティングが大切です。

難しいクラブを外す

一般的なクラブセッティングは、1W・3W・5W・4UT・5I~PW・ウェッジ3本・パターの14本です。しかし、アベレージゴルファーを目指すためには、このクラブセッティングは好ましくありません。

3Wは極めて難しいクラブで、アマチュアゴルファーの8割以上がうまく使えず、5I・6Iを苦手にしているゴルファーもたくさんいます。

難しくて苦手なクラブを外して、易しく便利なユーティリティーを入れると1W・5W・4~6UT・7I~PW・ウェッジ3本・パターの13本になります。

ウェッジ3本に追加

ウェッジがAWとSWの2本という時代がありましたが、アイアンがストロングロフト化したことにより、50度・54度・58度のウェッジ3本が一般的になりました。ウェッジはアベレージゴルファーにもやさしく使えるクラブです。

ウェッジは100y以内でグリーンオンを狙ったり、グリーン周りのアプローチで使われたりするためスコアに大きく影響します。60度のウェッジを追加すれば、グリーン周りでバンカーや池越えが容易です。ウェッジを追加して4本をおすすめします。

90台・80台・シングルプレーヤーを目指して

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e5%a0%b4-%e8%8d%89-%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%84-3685616/
https://pixabay.com/

アベレージゴルファーの100切りという目標が達成されたら、次は90台・80台そしてシングルプレーヤーが目標です。日本パブリックゴルフ協会の調査によると、経験年数別のゴルフ平均スコアの構成率は次のようになっています。

【ゴルフ歴別平均スコア構成率】

ゴルフ歴70台80台90台
5年以内6.1%2.8%4.6%
10年以内8.5%6.4%10.2%
15年以内7.9%10.9%11.3%
20年以内12.8%14.9%15.4%
21年以上61.0%63.7%55.7%

この構成表から、21年以上ゴルフ歴のある方の半数以上が90・80・70台を達成していることが分かります。20年は長く感じられるかもしれませんが、ゴルフライフを楽しんで20年後はシングルという目標が持てるスポーツはほかにありません。

当然シングルを目指すためには、さまざまな努力が必要です。しかし、アマチュアゴルファーがシングルを目指せるなら、練習は楽しく20年はあっという間で、いずれ夢をかなえてくれます。

まとめ

https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95-%e7%8e%89-t-%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%84-83871/
https://pixabay.com/

いかがだったでしょうか?今回の記事をおさらいすると、アベレージゴルファーになるための方法は次の通りです。

【100切りを狙う方法】

・ダボ狙いでOK
・苦手を捨てて得意なクラブを多用
・ミスしても大きなけがにならない方向性
・アプローチはピンに寄せるより乗せる
・3パット以内に抑える

【クラブセッティング】

・飛距離よりクラブセッティング
・難しいクラブを外す
・ウェッジ3本に追加

100切りを達成し90台・80台・シングルを目指してゴルフライフを楽しんでください。