アイアンとは？ゴルフ初心者向けにアイアンの概要と選び方を解説！
ゴルフに入門するにあたって、アイアンはどういったものなのか疑問を持つと思います。また、ゴルフ用品店では、どれを選んだら良いのか迷いがちですよね。この記事ではゴルフ初心者向けにアイアンの概要と種類、選び方を解説します。
そもそもアイアンとは？
アイアンとは、ゴルフクラブの種類の1つであり、アイアンという名の通り、鉄のヘッドが先端に装着されたゴルフクラブのことです。
ゴルフクラブには大きく分けて6つの種類がある
ゴルフクラブには大きく6つの種類に分けられていますので、ここで簡単に紹介します。
アイアン
アイアンとは、鉄のヘッドが先端に装着されたゴルフクラブのことです。飛距離よりも精度が重視される際に使用されるクラブです。3〜9番の番手があり、シャフトの長さによって番手が変わります。番手が低いほどシャフトが長く飛距離を稼げ、番手が高い方がコントロールしやすい特徴があります。
ドライバー
主にピンから第一打目に使うゴルフクラブです。飛距離を出すために、クラブの中でヘッドが大きく、シャフトが長いのが特徴です。大きなヘッドを活かして遠くへ飛ばせるクラブです。
フェアウェイウッド
フェアウェイウッドは文字通り、フェアウェイ（刈り込んだ芝のこと）からボールを打つクラブのことです。3〜9番といったようにシャフトの長さによって番手が複数あり、番手が低いほどシャフトが長く飛距離を稼げ、番手が高い方がコントロールしやすい特徴があります。
ユーティリティ
ユーティリティは、フェアウェイウッドとアイアンの長所を取り込んだクラブです。ロングアイアンと同じ飛距離を打ちやすくするために開発されたクラブで、フェアウェイウッドとアイアンの中間ような見た目をしています。
ウェッジ
ウェッジは、アイアンよりも短い距離（アプローチなど）を打つ際に使うクラブです。バックスピンで止まるボールや高いボールを打つ場面で使われます。
パター
パターは、グリーン上でボールを転がして、ホールを狙うために使われるクラブです。パターは他のクラブと違い、転がすことに特化したクラブです。
アイアンのタイプや種類とは？
ここからはアイアンのタイプや種類をそれぞれ解説します。
アイアンにはヘッドに3つのタイプがある
アイアンにはヘッドの形状に3つのタイプがあります。ここではそれぞれのタイプについて解説します。
マッスルバックアイアン
マッスルバックアイアンは、空洞がなくフェースの裏が肉厚で1枚の板のような構造をしています。そのため、スイートスポットを捉えると強い弾道の球が打てます。
また、ヘッドが操作しやすくボールを曲げたり、スピンさせやすい特徴があります。その反面、芯を外すと飛距離が出なくなるなど、ミスへの許容量が低く、上級者に好まれている傾向にあります。
キャビティアイアン
キャビティアイアンは、芯を捉えられないと極端に飛距離が落ちてしまうデメリットを補うために、ヘッドの後ろをくり抜いた構造をしています。くり抜いた分の重量をヘッド外周部などに配置することで、マッスルバックのデメリットであったスイートスポットを広げることで、メリットとしています。
マッスルバックに比べると、ヘッド全体が大きくなっているため細かい打ち分けはしづらくなっています。
キャビティアイアンは、多少芯を外しても飛距離ロスに繋がりにくいため、初心者や中級者によく使用されています。
中空アイアン
中空アイアンは、ヘッドの内部がくり抜かれ空洞の構造になっています。一見すると、マッスルバックアイアンのような見た目をしています。ヘッド後方にウッドのような厚みを持たせたことで上下のミスヒットに強い構造になっていることがメリットです。特に弾道を安定させたい人におすすめのアイアンです。
キャストとフォージドの違いは？
ここまでは3つのタイプについて解説しましたが、アイアンを見てみるとヘッドに「FORGED」と書かれているものもあります。ここではフォージドとキャストの違いについて解説します。
キャスト（CAST）
キャストとは、鋳造（ちゅうぞう）のことであり、金属の加工方法を指します。熱した金属を型（鋳型）に流し込んで成型する製法のことです。型に金属を流し込むことで、複雑な形のヘッドを正確に成形することができます。量産に向いているため、一般的な製造方法です。キャストアイアンはロフトやライ角の曲げ調整ができず固定になっているモデルが多いです。
フォージド（FORGED）
フォージドとは、鍛造（たんぞう）のことであり、金属の加工方法を指します。鍛造は熱した金属をハンマーなどで叩きながらヘッドの形にしていく製法のことです。柔らかい金属素材を叩いて凝縮させるため、柔らかい金属でも強度のあるヘッドになります。
柔らかい金属特有の感覚が伝わることで打感の良さを味わえる点がメリットです。ただし、フォージドアイアンの全てが柔らかい金属での製造ではなく、中にはステンレスなどが使われているフォージドアイアンもあります。
フォージドアイアンは、柔らかい打感が好きな人や、モデルによってはロフト角やライ角を調整できるものもあるため、自分の好みに調整したい人にお勧めです。
アイアンのネックには2つの形状がある
アイアンのネックには2つの形状があります。ここではそれぞれの形状について解説します。
ストレートタイプ
ストレートタイプはリーディングエッジがシャフトの中心線よりもすこし左に出ているタイプです。フェース面がシャフトの延長線上にあるので、ボールを拾いやすいのがメリットです。
ストレートネックはグースネックに比べて操作性が高いため、操作性を求める上級者に好まれているタイプです。
グースネックタイプ
グースネックタイプは、シャフトの中心線からリーディングエッジが右側に引っ込んだネック形状をしています。ネックが曲がっている様子がガチョウの首に似ているグースネックと呼ばれています。
グースネックはフェースが引っ込んでいるためヘッドがターンしやすく、球のつかまりが良く、初心者に多いスライスや、中級者に多いシャンクを改善しやすい点がメリットです。
初心者向けのアイアンの選び方
ここまでアイアンの種類やタイプを紹介しましたが、初心者向けの選び方を解説します。
ヘッド形状は中空型がおすすめ
アイアンには3つのタイプがあることを解説しましたが、初心者にはミスヒットに強い構造になっている中空型がおすすめです。ヘッド後方にウッドのような厚みを持たせたことで上下のミスヒットに強い構造になっていることや、弾道を安定させやすいことが大きいメリットです。
ソール幅が広いものを選ぶ
クラブと地面が接地する部分はソールと呼ばれており、その形状は、打ちやすさを決める重要なポイントになります。ソールの幅が広ければ広いほど打ちやすくなりますので、この幅が広いものを選ぶことをおすすめします。
ソール幅は製品によって異なるので、ゴルフ用品店で実際に手にとって確認してみることをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。この記事では初心者向けにアイアンの概要と種類の違いなどについて、初心者向けの選び方を解説しました。様々なタイプのアイアンがありますが、購入する際には実際にゴルフ用品店で手にとって確認してみることをおすすめします。
