コラム

短いアプローチをミスるとショック!上手になるコツと練習方法を紹介

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グリーンの近くまで来ているのに、短いアプローチでミスをすると精神的に大きなショックを受けてしまいます。確実にカップの近くに寄れば1パットでホールアウトすることもできます。本記事では、確実に1パット圏内に寄せるコツと練習方法を紹介します。

短いアプローチでミスする原因

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短い距離のアプローチはその名の通りショートアプローチといい、グリーンまで、またはカップまでの距離が30ヤード程度以下のアプローチのことを言います。ショートアプローチで出やすいミスにはどんなタイプがあるのか紹介します。

ダフリ

ダフリとは、ボールの手前の地面にクラブのソールが当たってしまう状態のことをいいます。この結果、クラブの力がボールに伝わらないでショートをしてしまいます。

ダフリの原因は力の緩みです。距離が短いのでどうしても手先でクラブをコントロールしようとします。更に短い距離なので手首が緩んでしまいます。この結果、クラブヘッドの重さに負けて、ボールの手前でヘッドが最下点を迎えてしまい、ボールに当たる前に地面にヘッドが落ちてしまうのです。

ダフリが起きる原因のもう一つはヘッドアップです。距離が短いために、どうしても打球を早く見たくなります。ボールを見ようとして右肩が下がってしまい、構えた位置よりもグリップが下がります。この結果、ボールの手前で地面を打ってしまいます。

チャックリ

チャックリ(ザックリ)はダフリと似ていますが、クラブのリーディングエッジがボールの手前で地面に突き刺さってしまう状態です。この場合、ボールはほとんど飛びません。

ダフリが強くなるとチャックリになります。通常、アプローチで使うクラブはサンドウェッジ、アプローチウェッジが多いと思います。これらのクラブはソールが広いので、多少のダフリでも芝の上を滑ってくれるのですが、ハンドファーストが強すぎたり、上から打ち込みすぎるとリーディングエッジが地面に突き刺さってしまいチャックリになります。

トップ

ダフリやチャックリと反対に、ボールの下ではなく腹を打ってしまう状態です。この場合はボーは大きく飛んでしまいます。またスピンもかからないのでどんどん転がってしまいます。

トップが起きる原因はダフリの原因と同じと言っていいでしょう。最下点がボールの手前にあり、クラブヘッドが上がって来るときにボールに当たると、ボールの腹を叩いてトップになります。

ヘッドアップもトップが起こる大きな原因の一つです。ヘッドアップが早すぎてクラブヘッドが地面に届かない状態で最下点を迎えることで、ボールの腹に当たってしまいトップになります。

シャンク

シャンクとはクラブフェースのネック部分にボールが当たることで、ボールは大きく右方向に飛んで行ってしまいます。

シャンクはラウンドの後半、体が疲れてくると起きやすい現象です。これは疲れによって前傾姿勢が保てなくなることや、手打ちになってしまうことが原因です。疲れが原因となるので、連続してシャンクになることもあります。

だるま落とし

だるま落としは上の部分はそのままで下にある部分を打ち抜きます。ゴルフでも同じでクラブのフェースはきちんと振り抜けているのに、ボールはフェースの上を滑ってしまう状態のことをいいます。

これが起きる原因はラフなどでボールが浮いているときにロフトの大きなクラブを使うと、フェースがボールの下を通過してしまうからです。

短いアプローチの打ち方

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短いアプローチ(ショートアプローチ)はどのようにして打てばよいかを解説します。

ショートアプローチの種類

ショートアプローチにはチップショット、ピッチエンドラン、ピッチショットという大きく3つのタイプがあります。

チップショット

チップショットはランニングアプローチとも言われます。グリーン上で転がるボールを打つショートアプローチです。使用するクラブはロフトが立っているクラブのピッチングウェッジから8番アイアン位までを使います。

打ち方はできるだけ手首を使わないようにします。パターと同じように打っても構いません。グリーン周りでは良く使われるアプローチの方法です

ピッチエンドラン

少しボールを上げて、その後に転がるボールを打つアプローチです。基本的にアプローチウェッジやサンドウェッジを使って打ちます。普通のスイングと同じ打ち方で良いですが、振り幅は腰から腰までの範囲となります。

ピッチショット

高めのボールで転がりを少なくするアプローチです。深いラフの場合や、グリーンまで近いのに打ち上げの状況の時に使われるアプローチショットです。サンドウェッジを使用しますが、さらにフェースを開いて打つ場合もあります。難易度の高い打ち方です。

ショートアプローチの構え方

ショートアプローチはドライバーやアイアンショットの構え方とは少し異なります。正しい構え方をすることでミスが減ります。

短く持つ

クラブは短く持ちましょう。右手がグリップラバーの部分からはみ出しても構いません。短く持つことによって、クラブのコントロールが簡単になるので正確なアプローチショットを打つことができます。

ボールの近くに立つ

クラブを短く持つとボールの近くに立つことになりますが、意識して近くに立つようにしましょう。同時にスタンスの広さは肩幅より少し小さめにします。ボールとの距離があるとクラブを手先でコントロールしてしまい、ミスが増えてしまいます。

左足体重

ショートアプローチでは右から左への体重移動は必要ありません。飛距離を出すことが目的ではないからです。できるだけ正確にスイングをするために、アドレスから左足に体重をかけてスイングを安定させるようにしてください。

ややオープンスタンス

左足体重にしたら、少し左足のつま先を開いてください。これにより体重をしっかりと支えることができます。左足体重、オープンスタンスにすると自然にハンドファーストの形ができあがりますので、構えが完成します。

ラウンドでお勧めの打ち方

アマチュアのお勧めの打ち方はピッチエンドランです。普通の打ち方で振り幅を変えるだけで距離を調整できるからです。特別な状況が無い限りピッチエンドランを基本としましょう。

グリーンのカラーやグリーンまで1ヤード位にある時は、ピッチングウェッジや9番アイアンを使うチップショットが安全です。パターと同じ感覚で打つのでミスは減ります。サンドウェッジなどを使うと、力を加減してしまいダフリやチャックリが出やすくなります。

グリーンとボールの間にバンカーなどがある場合はピッチショットが必要になります。この場合は、距離が足らずにバンカーにはいってしまうことがあります。少し大きめに打った方が安全です。

短いアプローチの練習方法

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ラウンドで短いアプローチになることはたくさんあります。一方で、練習する頻度がかなり低いのが実情です。練習場ではどうしてもフルショットばかりで、アプローチはまったくしないというケースも多くあります。

プロのゴルファーの中にはフルショットよりアプローチの練習の時間の方が長い人もいるそうです。具体的にどんなアプローチの練習をすれば効果的なのでしょうか。

ボールに当たった音に注意してアプローチ練習をする

アプローチは腰から腰までのハーフショットより小さいスイングが中心になります。まず、気にしなければならないことは、クラブフェースにボールがきちんと当たっているかどうかです。この時にクラブとボールが当たる音を気にしてください。

ボールに当たる音がする前に、クラブがマットを擦っている音がしていると間違いなくダフっていることになります。練習場のマットの上では多少ダフっても、マットの上を滑ってくれるのでボールはきちんと飛んでいきます。しかし、芝の上だと芝に引っかかってしまってボールが飛んで行かないということが発生しやすくなります。

きちんとボールに当たっていると「カツッ」という乾いた音だけがします。この音が出るように意識をしてください。これにより正しくスイングができていることになります。

目標を決めて方向性と距離感を正確にする

練習場の10ヤード、20ヤード、30ヤードの場所に何らかの目標を見つけてください。その目標の半径1ヤード以内に落とす、という練習を繰り返してください。慣れないうちは10ヤードで10球程度続けて、次に20ヤードを10球、30ヤードも10球と打って感覚を掴んでください。

慣れてきたら1球ごとに10ヤード、20ヤード、30ヤードと打ち分ける練習となります。コースでは同じ状況で打てることはありません。1球毎に打ち分けることで短いアプローチは確実に上達します。

練習で距離の感覚を覚える

10ヤードから30ヤードのアプローチ練習をしているときに、どの程度の振り幅なのか、どの程度の強さで打っているのか、を把握してください。打つ強さで調整する、または振り幅で調整するという違いは、人によって異なります。自分に合っている方法を確認することで、ラウンドでも迷いがなく短いアプローチができるようになります。

まとめ

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プロゴルファーのパーオン率は70%程度と言われています。つまり30%はバンカーを含めた短いショートアプローチをしているのです。そしてショートアプローチで1パット圏内に寄せることでパーを取っていることになります。それだけショートアプローチは重要なのです。

短いアプローチが上達すると間違いなくスコアは大きく改善できます。この記事を参考にして短いアプローチの練習を増やしてみてください。