コラム

パット数が激減!マレットパターの正しい打ち方とパターの選び方とは?

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パターに構え無しと言われますが、パッティングには正しい打ち方があります。マレットパターはミスに対して寛容性が高く、真っ直ぐボールを打ち出すことで、パット数が減少します。初心者にも扱いやすい、マレットパターの特徴や正しい打ち方について説明します。

マレットパターとは

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パターはヘッドの形状で、ピン型・L字型・マレット型に分けられています。マレットパターは1980年頃に誕生しました。他のパターに比べると比較的新しいパターですが、現在では主流のパターになっています。

マレット型の形状

マレットとは「木槌」という意味で、ヘッドの後方が丸くふくらんだ形状をしたパターです。日本では「かまぼこ型」と呼ばれています。

マレット型はヘッド後方の大きさや形を変えることで多くの種類が製造されています。さらにヘッド後方を大きくしたネオマレット型は、各社から特徴のあるユニークなヘッド形状のパターが販売されています。

中見出しマレットパターの特徴

マレット型はヘッドの後方を大きくして、重心位置をパターヘッドの後方にしています。これにより重心深度が深くなり、パターヘッドが左右にぶれることがなく安定した直線的なストロークができるようになります。またヘッドが重いので、インパクト後にはボールも良く転がってくれます。

パッティングはメンタルなところもあります。大きなヘッドは構えた時に安心感をもたらすので、初心者には打ちやすいイメージのパターともいえるでしょう。

マレットパターのメリットとデメリット

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初心者に使い勝手の良いマレットパターですが、そのメリットとデメリットについて説明します。

メリット

①マレットパターはヘッドが大きく、重心がフェース裏後方に集中しています。この構造により慣性モーメントが大きくなり、安定した直線的ストロークを打つことができます。

ボールをカップインするためには、狙った方向に真直ぐに打たなければいけません。簡単そうですが、意外とこれが難しく、パターヘッドがこれを実現してくれることは大変心強いことです。

②ヘッドが重いので、インパクトでボールに勢いがついて、距離が稼ぎやすくなります。距離は振り幅で調整して、真っすぐ引いて真っすぐ打ち出すことで方向性も安定します。グリーンの早さを歩数で換算して、振り幅で距離を調整することで安定したパッティングが可能です。

③フェース面も広くなっているので、芯を外してもボールの転がりはほとんど変わりません。初心者が毎回芯を外さずに同じようにパッティングするのは大変難しいことです。ミスにも寛容なマレットパターは、初心者に向いているパターといえます。

デメリット

①ヘッドが大きくて重いので、操作性に欠けてしまいます。イントゥインの軌道で、ヘッドを開閉して打って距離感をつかむゴルファーにはマレットパターは向いていません。さらに大きい、ネオマレットパターは開閉できないようになっています。

②ヘッドの重みを安定させるには、グリップを強く握らないといけませんので、指先の微妙な感覚を活かしてパットをすることもできなくなります。

③マレットパターのストローク軌道は直線的で、ヘッドの重みと振り幅で距離感を合わせます。使い切るには、マレットパターの打ち方をマスターしなければなりません。

マレットパターの打ち方とは

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マレットパターのストローク軌道は 「真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打ち出す」で、直線的に引いて打ち出すイメージでパッティングします。

真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打ち出す

ゴルフスイング軌道は円運動が基本です。インパクトの時にフェースがボールに平行にあたるように切り返しをします。

マレットパターはテークバックを意識的に真っ直ぐ引いて、そのまま真っ直ボールを打ち出します。ヘッドの重みと振り幅で距離と方向を合わせます。

再現性の高いパットをするためのアドレス

毎回同じような再現性の高いパッティングを行うには構え方が重要です。

マレットパターはヘッドが重く重心位置が後方にあるので、ヘッドがブレないようにしなくてはいけません。手首でグリップを固めて、両ヒジを軽く曲げて、肩と腕で五角形を作るように構えて、肩を動かしてストロークをします。

この五角形が崩れなければ、安定したストロークでパッティングできます。あとは振り幅の位置で距離を打ち分ければ、再現性の高いオートマチックなストロークができるようになります。

打ち方で違うパターの選び方

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パターの打ち方にはタップ式とストローク式の全く違った打ち方があります。打ち方に合わせるのか、パターに打ち方を変えるのか。まずはその違いを説明します。

タップ式とは

タップ式は手首を支点にヘッドを開閉させて、ボールをコツンと打つ打ち方です。ボールをしっかりヒットして、タッチの強弱で転がる距離を変えます。

アドレスは正面から見ると、手首に向かって肩と腕のラインが伸びて三角形になっています。

その日のフィーリングでパッティングするタイプのゴルファーにおすすめの打ち方です。グリーンコンディションとフィーリングがバッチリ合うとワンパットでバンバン決まりますが、合わないとスリーパットの山になります。

初心者が全ホールでフィーリングを保つことはまず無理なので、この打ち方はお勧めしません。

ストローク式

ストローク式はマレットパターの打ち方で前述したように、アドレスで五角形に構えて、真っ直ぐ引いてそのまま真っ直ぐ打ち出す打ち方です。マレットパターの打ち方はストローク式ですが、この打ち方が出来なければパターを変えた方が良いかもしれません。

全く打ち方が違うタップ式とストローク式ですが、どちらの打ち方が自分に合っているかを見極めないとパターは上手くなりません。見極め方は簡単で、練習グリーンで10球づつパッティングして、カップに多く入ったパターが自分にあった打ち方です。

ストロークで選ぶパターの種類

パターに合わせてストロークを変えようとしても、距離感や打ち方は感覚に左右されることもあります。評判の良いパターでも必ず自分に合うとは限りません。自身のストロークに合ったパターを選ぶことが大切です。

タップ式

フィーリングを重視したタップ式に合うパターの種類は、ピン、L字型です。

このパターはいずれもヘッドが小ぶりなので操作性が高くなっています。ヘッドが小さいとスイートスポットを感じやすく、フェースがぶれなければボールを芯で捉えることができます。

多くのプロゴルファーは自分の感性でパッティングをします。フェースの開閉をコントロールしやすいピン型パターの使用率が高いのはそのせいです。

ストローク式

ボールを狙った方向へ真っ直ぐに直線的なイメージでストロークして打ちたいゴルファーは、マレット・ネオマレット型のパターが合っています。

ヘッドが重いので操作性は良くありませんが、毎回同じようにオートマチックにパットすることでパット数は安定します。

打ち方でパターを選ぶのか、パターに打ち方を合わせるのかは、ゴルファー自身が決めなくていけません。種類の違うパターを試してみて、自分に一番合うエースパターを探してください。

自分にあったクラブを探し求めるのも、ゴルフの醍醐味のひとつです。

ネオマレットパター

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ネオマレットパターはヘッド後方の大きさと形状を変えることで、いろいろなタイプのパターが製造販売されています。

後方部分を大きくしたユニークな形が多いネオマレットパターですが、このヘッドには最先端のテクノロジーが詰まっています。

ネオマレットパターの先駆けとなったヘッド後方にボールとほぼ同じ大きさの白い丸を2つ並べたデザインは、ボールと一列に並べて、目標に対しスクエアにセットアップすることを目的としています。

パターの概念を変えてヘッドの中央付近は軽い素材で、外周に重い素材を使うことで、今まで以上の高い慣性モーメントを実現しました。またヘッド後方の左右にウェートを搭載して、今まで以上にストローク式のパッティングがしやすくなりました。

これらのパターは、ピン型パターが主流だったPGAの男子プロたちも使用するようになり、ネオマレットパターの人気と地位を不動のものにしていきました。

今後の研究開発によっては、ヘッドが導く通りにパッティングすればカップインするパターができるかもしれません。ネオマレットパターはそんな可能性を秘めています。

まとめ

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ゴルフのスコアはパターの優劣で決まります。全てワンパットで決まるパターが理想ですが、そんな夢のようなパターはありません。

マレットやネオマレットパターはミスに寛容なので、打ち方をみっちり練習をすれば、スリーパットが軽減できます。パットが減ればスコア向上が望めます。