ゴルフ初心者が知っておくべきルールはこの7つ!マナーや基礎知識も解説

ゴルフデビューを控えている初心者の方は、「ルールを間違えたら怒られる?」「マナーを知らないと恥をかく?」と、色々心配なことが多いと思います。この記事では、最低限これさえ知っておけばゴースデビューは安心!というゴルフのルールと基礎知識をご紹介します。
ゴルフ初心者が知っておくべきルール7選

ゴルフ初心者が最低限知っておくべきゴルフプレー時のルール7選を解説します。ゴルフとは、【全18ホールをどれだけ少ないスコア(打数)で回れるか】を競うスポーツです。
ルールに関することのほとんどがスコアを数える上で重要なペナルティと対処方法です。
この7つを理解しておけばほとんど問題なくプレーできるでしょう。
1.ショットを打つ順番
ゴルフはショットを打つ順番が定められてはいるものの罰則のない場合も多く、マナーとして正しい知識を身につけておくと良いでしょう。
スタートホールでは設置されているくじを引き最初の順番を決めます。
それ以降のティーショット(1打目)を打つ順番は前のホールでスコアの良かった順です。同スコアの人がいた場合はその1つ前の順番を採用します。
2打目以降の順番は、ピン(カップに立っている旗)から遠い順、つまり飛距離が短かく手前にあるボールから順番に打つようにしましょう。
ただし、ゴルフはプレーファスト(前の組と間が開きすぎないようにすること)が厳守なので、準備が早くできた人かつ、前に人がおらず安全な条件を確保できた人が断りを入れて先に打つ場合もあります。
2.ティーショットを打つ位置
1打目を打つティーグラウンドには、一般的に男性が使用する白いレギュラーティー・女性が使用する赤いレディースティー・上級者向けの青いバックティーがあります。
それぞれの色のティーマーカーと呼ばれるものが2つ並んでいるので、その間のライン上または後ろ(クラブ2本分以内)の範囲内にティーアップしてティーショットを行います。
ティーマーカーの間より前、または範囲外、ティーマーカーを動かすといったことは2打罰となるので気をつけましょう。
3.OB
OBとは、「Out of Bounds」の略で、ボールがホールの区域外に出てしまうことです。ティーショットでOBとなった場合、多くのゴルフ場では前に進むと「プレイイング4」という特設ティーが設置されており、その場所から4打目で打つことができます。
プレイイング4がない場合は、同じティーグラウンドから1打罰を加えて3打目を打ちましょう。
セカンドショット(2打目)以降でOBとなった場合も同様に、1打罰を加えて同じ場所からショットを行います。
4.池ポチャ(ウォーターハザード)
コース内にある池や溝や川にボールを入れてしまうことを池ポチャといい、1打罰となります。ただし打てる状況であれば無罰でプレーできます。
基本的には元の位置からもう一度打つか、ボールが最後に横切った地点とピンを結んだ後方線上の位置から打ちます。
5.ロストボール
ロストボールとは、ボールを見失ってしまった場合をいいます。この時、3分以内に見つけなれなければ2打罰としてボールを見失った付近からプレーできます。また、元の場所から打つ場合は1打罰でプレーできます。
ただし元の場所に戻るとなると時間がかかってしまいスロープレイとなってしまうので、見失うショットを打った場合にはすぐに暫定球を打っておくことが大切です。
6.バンカー
バンカーに入れてしまっただけだとペナルティはありません。ただ、初心者がショットでボールをバンカーの外に出すことは至難の技です。
ですので、自信がない場合や何度挑戦してもバンカー外へ出せない場合は、2打罰でボールとピンを結ぶ後方線上のバンカーの外に出して打って問題ありません。これもプレーファストを心がける上では覚えておいた方がよいでしょう。
7.グリーン上でボールをマークする
グリーン上でも、全員がボールを乗せたらカップより1番遠い人からパッティングを行います。その際、カップに近いボールはショットの邪魔になってしまうので、マーカーを使用してボールを拾います。マークをする位置はボールの真後ろです。
マークせずボールを拾った場合は1打罰となるので気をつけましょう。パッティングが続く限り、カップから遠い人から行うことが基本なので、同じホールで何度もマークする必要が出てきます。
ゴルフの基礎知識とマナー

次に、ゴルフの基礎知識とマナーに関する解説をします。全てがゴルフを行う上で大切なことなのでぜひ覚えておいてください。
ゴルフクラブに関して
所持しておいてよいクラブ数は14本までと上限があります。必ず持っておかないといけないものがあるというルールはなく、組み合わせは自由です。
ドライバー1本、フェアフェイウッド(5Wがおすすめ)、アイアン数本(7I・8I・9I・PWがおすすめ)、ウェッジ数本(50度・54度・58度がおすすめ)、パター1本を最低限持っていればプレーできるでしょう。
服装に関して
服装に関して、どのゴルフ場でも共通している最低限守るべきマナーがあります。Tシャツやデニム、サンダルなどの着用はNGです。露出が激しい服装も避けましょう。
好ましい服装は、襟付きのシャツやポロシャツを着用、靴はゴルフ専用シューズ、キャップまたはサンバイザーを被ることです。
ゴルフ場によっては独自のドレスコードがある場合もあるので、事前にゴルフ場のHPや電話で確認しておくとより安心できます。
『OUT(アウト)』コースと『IN(イン)』コース
ゴルフは全18ホール(1ラウンド)を回ります。1番ホールから9番ホールを「OUT」コース、10番ホールから18番ホールを「IN」コースと呼びます。
それぞれ「Going Out」「Going In」の略で、クラブハウスを拠点にコースの端までいくので1〜9番が「OUT」、クラブハウスに戻ってくるので10〜18番が「IN」となります。
ですので本来はOUTスタートが主流なのですが、現在ではINからスタートする場合もあるのでスタート前に確認しましょう。「今日はINコースからスタート」と言われたら10番ホールから始まると覚えておきましょう。
ゴルフは全てにおいて時間厳守
ゴルフにおいて、時間厳守は最も大切なマナーです。少なくともプレイ開始10分前にはティーグラウンド付近で待機しておかなければいけません。ですのでゴルフ場へはプレイ開始時間の30分以上前に到着しておいた方が良いです。カートでのスタンバイも15分以上前が好ましいでしょう。
また、コースに出た際も初心者は特に、スロープレイ(進行が遅いこと)を避け、プレーファストを常に心がけましょう。
ゴルフプレイ中のマナー

ラウンドを開始したら気をつけておきたいマナーがたくさんあります。他の人に迷惑をかけないために必要な知識でもあるのでしっかり読んで心がけておきましょう。
スコア(打数)は自分で数える
ゴルフスコアは、ティーグラウンド(ホールの1打目を打つ場所)からショットを開始し、グリーン上のカップインまでの打数を1ホールずつ数えます。
各ホールごとに規定打数があり(パー3・パー4・パー5)、その規定数より多い/少ないでスコアの呼び名が変わります。例えば規定数と同じ打数で回ることを「パー」と呼びます。
細かいので覚えられない場合はカウント数で覚えておくだけで問題ありません。
そのホールが終わったら同じ組のメンバーに申告するので、自分でカウントして記憶しておかなければいけません。忘れないように気をつけましょう。
【ゴルフスコアの呼び方】
規定数と同じ【パー】
+1【ボギー】+2【ダブルボギー】+3【トリプルボギー】
−1【バーディ】−2【イーグル】−3【アルバトロス】
1打でカップインした場合【ホールインワン】
かけ声について
同じ組のプレイヤーが良いティーショット(1打目)を打った時は「ナイスショット!」と元気良く声をかけましょう。
逆に、打ったボールが隣のホールや前の組まで届きそうになり人に当たる危険性がある場合は、知らせるために「ファー!」と叫ぶようにしましょう。また、プレイヤーがショットを打つ際はどんな場合も静かにするのがマナーです。
必要クラブは数本持って移動する
ゴルフバッグを積んでいるカートから離れてショットをしに行く場合、その次のショットのことも考えてクラブは数本常に持った状態で移動するとよいでしょう。
カートと距離ができてしまう場合や思っていたクラブでは距離が合わない場合など、毎回クラブを取りにカートを往復していると大幅な時間ロスとなります。
初心者はなおさら、カートを利用する機会も少ない場合が多いので自分がよく使用するクラブは常に手に持っていると安心です。
まとめ

ゴルフ初心者が知っておくべきルール7選と基礎知識を紹介しました。もっと細かいルールやマナーは沢山ありますが、本記事の内容さえ知っておけばゴルフ初心者でも安心できるでしょう。初めてのゴルフを全力で楽しみましょう。