コラム

初心者ゴルファーに必要なクラブ本数は?クラブセッティングのおすすめを紹介!

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ゴルフ初心者の方はクラブの本数に迷うことが多いでしょう。ゴルフ初心者の方のために、クラブの種類・役割、クラブの選び方、おすすめのクラブセッティングと本数を詳しく解説します。購入を考えていて、クラブの本数に迷われたら参考にしてください。

初心者ゴルファーにクラブは何本必要?

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初心者ゴルファーに必要なクラブ本数は、7本が良い・8本で良い・10本が良いなど、さまざまな説がありますが、ゴルファーの飛距離によって変わります。

パー4のミドルホールを仮定すれば、1打目ドライバー200ヤード・2打目アイアン150ヤードでグリーンオンすれば、2パットでパーです。このケースではクラブは3本あれば足りることになります。

しかし、1ラウンド18ホールにはロングホールやショートホールがあり、またグリーン周りにはバンカーもあるため、それらに対応するためのフェアウェイウッド・アイアン・ウェッジが必要です。

ゴルフの競技ルールでクラブは14本までと定められており、14本以内であれば10本でも5本でもかまいません。15本以上でラウンドすると、1ホール2打のペナルティを課されます。

すなわち、必要なクラブ本数は、14本以内でゴルファーの飛距離とゴルフ場により変わります。クラブは高価で何度も買い換えるわけにはいきません。購入を検討されている方には、これから解説する内容をよく確認することをおすすめします。

クラブの種類とその役割は?

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クラブの種類は6つに分類され、それぞれ役割が異なります。種類と役割を詳しく解説します。

ドライバー

ティーイングエリアでボールをティーアップして打ち、最も距離のでるクラブです。男性で200〜260ヤード、女性で150〜200ヤード程度の飛距離がでます。ショートホール以外のほとんどのティーショットで使用します。

フェアウェイウッド

ドライバーの次に距離のでるクラブです。ロングホールや距離の長いミドルホールの2打目に、芝の上にあるボールを打ちグリーンを狙ったり、距離を稼いだりするために使用します。3W・5W・7Wなどの番手があり、小さい番手ほど距離がでます。

ユーティリティ

フェアウェイウッドとアイアンの間の距離をカバーし、アイアンのようにやさしく扱えるクラブです。アイアンでは届かない2打目でグリーンを狙ったり、長いショートホールのティーショットで使ったりすることもあります。

アイアン

グリーンまでの距離に合わせて番手を選び、グリーンに乗せるために使用します。グリーンに止めるためには、正確な距離と弾道の高さが必要です。飛距離はロフト角が大きくなれば短くなります。

6・7・8・9・PWのセットで販売されていることが多く、男性で100〜160ヤード、女性で80〜140ヤード程度の距離を番手ごとに打ち分けます。

ウェッジ

アプローチウェッジとサンドウェッジがあります。アプローチウェッジはグリーン周りからピンに寄せるため、サンドウェッジはグリーン周りのガードバンカーからの脱出に使用します。

パター

グリーン上でボールを転がしてカップに入れるために使用します。

クラブの選び方は?

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クラブの種類別に選び方を詳しく解説します。

ドライバー

ロフト角とシャフトの固さが自分にあっているクラブを選びましょう。ドライバーのロフト角は、9.5度・10.5度などのクラブが用意されています。9.5度のクラブは10.5度に比べ、弾道が低く飛距離が伸びます。

シャフトはS・SR・R・Aなどの種類があり、Sは硬くRは柔らかでAは女性用です。ヘッドスピードの速いゴルファーにはS、平均的なゴルファーにはRが向いています。ゴルフショップなどでヘッドスピードを一度計測してもらいましょう。

フェアウェイウッド・ユーティリティ

フェアウェイウッドとユーティリティは、芝生の上のボールを打つことが多いため、初心者には難しいクラブです。フェアウェイウッドは、ヘッドが大きく・重心深度が深く・丸いソールのクラブがやや易しく扱えます。

ユーティリティはフェアウェイウッドに比べ易しいクラブで、初心者に向いています。ロフト角がフェアウェイウッドより大きく、アイアンより小さいクラブを選びましょう。フェアウェイウッドとアイアンの中間距離を合わせやすくなります。

アイアンとシリーズをそろえれば、アイアンにより近いイメージで打つことが可能です。

アイアン

アイアンはスコアメイクするために最も大事なクラブです。項目別により詳しく選び方を解説します。

ヘッドの製造方法

ヘッドの製造方法は鋳造と鍛造の2種類あります。鋳造は溶かした金属を型に流し込んで作るため、コストを抑えて作ることが可能です。鋳造金属の性質上、打感打音がやや硬いイメージになります。

鍛造は刀鍛冶と同じ製法で、熱した金属をプレス機械でたたいて成形します。FORGEDと刻印されていれば鍛造で作られたヘッドです。打感打音にすぐれ、プロから初心者まで多くのゴルファーに愛用されています。

ヘッドの形状

ヘッドの形状により、マッスルバック・キャビティバック・中空に分類されます。マッスルバックは、バックフェースに厚みがありコントロール性にすぐれているため、プロや上級者に好まれます。

キャビティバックは、バックフェースを削り取り慣性モーメントを高め重心を低くし、初心者も使いやすいクラブです。中空はヘッド内部が空洞になっていて、フェースの上下のミスに強く、中上級ゴルファーに向いています。

クラブスペック

主なスペックはロフト角・ライ角・バランス調子・シャフトです。ロフト角とライ角は弾道の高さと曲がり方に影響します。バランス調子はキックポイントと呼ばれ、飛距離と曲がり方が変わります。

シャフトはスチールとカーボンの2種類です。スチールはヘッドスピードの速い方に向いていて、カーボンは遅い方に向いています。

ウェッジ

飛距離に影響するロフト角を確認して選びましょう。多くの場合、アイアンセットの中にはピッチングウェッジPWが1本入っていて、バンカー用SW・アプローチ用AWの2本のウェッジを追加します。

ウェッジのロフト角は4~6°間隔にしておくことがおすすめです。例えば、PWが45°であればAWは50°、SWは56°のウェッジを選べばよいでしょう。

バウンス角とソール形状はバンカーからの出しやすさに影響します。バウンス角が大きく幅の広いソール形状は、ダフリにくくバンカーからボールを出しやすくします。易しいウェッジを選ぶことが大切です。

パター

パター選びで最も大切なことは、「入ると信じられる」ことです。それぞれの項目別に詳しく解説します。

ヘッドのデザイン

ヘッドのデザインは、ピン型・マレット型・ネオマレット型・ブレード型の4つのタイプに分類されます。ピン型は最もオーソドックスなタイプで、フェースの開閉でストロークを行う方に向いています。

マレット型はヘッドが左右にぶれにくく、直線的なイメージで打ちたい方向きです。ネオマレット型はマレット型よりヘッドが大きく、ミスヒットに強い特徴があります。ブレード型はドローボールを持ち球にする上級者向きです。迷ったらピン型をおすすめします。

ネック形状

ネック形状は、クランクネック・ベントネック・ショートネック・センターネックに分類されます。クランクネックは最も人気の高いネック形状で、バランスが良くさまざまなストロークに対応してくれます。

ベントネックは、ボールがつかまりやすくショートパットが苦手な方向きです。ショートネックはフェースの開閉でストロースする方に好まれ、センターネックは操作性が良い反面ミスヒットに弱い傾向があります。

フェースの硬さ

フェースの硬さにより打感と打音が変わり、プレーヤーの「入るイメージ」に重要なスピードと距離感に影響します。金属でできている硬いフェースモデルは、「コツッ」という音でボールをしっかり打ちたい方に向いています。

樹脂製の柔らかいフェースは、「トゥン」という音で、ボールを長く押して打つ方向きです。ミスに強くショートパットが苦手な方に向いています。

おすすめのクラブセッティングと本数は?

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ここまで解説したクラブの種類・役割・選び方を踏まえ、ゴルフ初心者向きの方におすすめのクラブセッティングと本数を説明します。

ゴルフコースは、ミドルホール・ショートホール・ロングホール3種類のホール計18ホールで構成されています。そこで3種類のホール別に必要となるクラブをシミュレーションしてみましょう。

まずは、350〜360ヤードのミドルホールからです。1打目がドライバーで180〜200ヤード飛ばしたとすると、150〜180ヤードが残ります。必要なクラブはアイアン#6あるいはユーティリティ#3、グリーンにうまく乗れば後はパター、2パットで上がればパーです。

つぎは490ヤードのロングホールのシミュレーションをしてみます。1打目ドライバーで180〜200ヤード2打目ユーティリティ#3で180ヤードとすると残りは110~130ヤード、必要なクラブはPWあるいはアイアン#8です。

つぎは150〜170ヤードのショートホールです。1打目に必要なクラブはアイアン#6あるいはユーティリティ#9、グリーンに乗らない時は、寄せにはAW・バンカーではSWが必要になります。

以上のシミュレーションから必要なクラブは次の通りです。

  1. ドライバー
  2. ユーティリティ#3
  3. ユーティリティ#9
  4. アイアン#6
  5. アイアン#7
  6. アイアン#8
  7. アイアン#9
  8. PW
  9. AW
  10. SW
  11. パター

上記ホール別のシミュレーションでは、アイアン#7・#9・PWは使用しませんでしたが、セット販売されていることが多いため組み入れました。また、フェアウェイウッドはやや難しいためユーティリティにしています。

このクラブセッティングなら、ゴルフの腕前が上達しフルセットが欲しくなった時、クラブ別に入れ替えることが可能です。すべてを買い替えるのではなく、ドライバーだけあるいはパターだけというような、好みや自分に合うクラブ選びができます。

ゴルフショップには、キャディバッグ込みクラブ7本の格安セットも販売されています。ゴルフは楽しく、必ず上達してフルセットが欲しくなることを前提に、クラブセッティングすることをおすすめします。

まとめ

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ここまで、ゴルフ初心者向けのクラブ本数について説明してまいりました。

ゴルフのプレーは楽しく、上達とともに自分に合うクラブを選ぶことも喜びを感じられる瞬間です。ゴルフクラブは高価で簡単に買い換えができません。将来長く使えるクラブ選びの参考にしていただければ幸いです。